F.クープラン: リュリ讃、コレッリ讃
ジョルディ・サヴァール 、 モニカ・ハジェット 、 キアラ・バンキーニ 、 トン・コープマン 、 ホプキンソン・スミス
アストレ録音の再発シリーズに、また一つ名盤が加わりました。1985年録音の、クープランの「リュリ&コレッリ讃」です!
『コレッリ讃』では音楽の神が住まうパルナッソス山にコレッリが導かれる様子が描かれ、『リュリ讃』では、コレッリに続いてパルナッソス山へ登ったリュリが、そこで出会ったコレッリと共に演奏を行う、という物語になっています。伝統的なフランス趣味と新しい魅力に満ちたイタリア趣味との狭間で揺れていた時代に、両者の融合を掲げていたF.クープランの理想が詰まった作品といえましょう。
演奏するのは、1980年にコープマンと共にアムステルダム・バロック管弦楽団を設立し、1987年までコンサート・ミストレスを務めたモニカ・ハジェット。クイケン兄弟、レオンハルト、アーノンクールらと共演を重ね、1981年にアンサンブル415を結成したバンキーニ。サヴァールとの名盤も多数あるトン・コープマン。サヴァールとともにエスペリオンXXを結成したメンバーでもあるホプキンソン・スミス、という、まさに当時(から)最前線で活躍していた奏者たちによる、熱き思いのこもった名演です。
キングインターナショナル
モニカ・ハジェット(ヴァイオリン)
キアラ・バンキーニ(ヴァイオリン)
トン・コープマン(チェンバロ)
ホプキンソン・スミス(テオルボ)
ジョルディ・サヴァール(バス・ヴィオール、指揮)
ベルナール・エルヴェ(語り)
録音:1985年3月19-22日、パリ