ヴィクトリア: Passion (受難)~聖週間の聖務日課集
ジョルディ・サヴァール 、 エスペリオンXXI 、 ラ・カペラ・レイアル・デ・カタルーニャ
トマス・ルイス・ド・ビクトリアの『聖週間の聖務日課集』は、ビクトリアの作品の中でももっとも彼の才のものすごさを示した傑作であり、頂点のひとつ。サヴァールとビクトリアの音楽との出会いは、実に70年以上前、1949年から1953年にかけて所属していた合唱団でのこと。幼いサヴァールはその音楽に感銘を受け、その後音楽の道を志すきっかけのひとつとなったともいえます。
1585年に作曲された音楽が、現代の私たちを感動させる本質を探求するため、サヴァールらは、できるだけオリジナルの資料に、それからビクトリアの音楽に関連するグレゴリオ聖歌をはじめとした資料にあたりました。ビクトリアが付曲したマタイとヨハネのテキストは複数の登場人物が介在する部分なため、サヴァールは、福音史記者とイエスのパートに分けて再構成しています。サヴァールが丹念に読み込み、現代に生きる私たちのためにあらためて再構成した、キリストの受難について描いた音楽の中で比類なき高みにあるビクトリアの傑作、注目です!(輸入元情報)【収録情報】
ビクトリア:聖週間の聖務日課集(ローマ、1585年)『聖木曜日』
● 預言者エレミアの哀歌
● 6つのテネブレ典礼におけるレスポンソリウム
● アド・ラウデス(ベネディクトゥス・ドミヌス、ミゼレーレ、パンジェ・リングァ)Disc2
『聖金曜日』
● 預言者エレミアの哀歌
● 6つのテネブレ典礼におけるレスポンソリウム
● アド・ラウデス(ヨハネ受難曲)
● イン・アドラツィオーネ・クルチス(まことに、わが弱さをば わが民よ)Disc3
『安息日』
● 預言者エレミアの哀歌
● 6つのテネブレ典礼におけるレスポンソリウム
● アド・ラウデス(ベネディクトゥス・ドミニス、ミゼレーレ、王のみ旗は)アンドレ・モンティーリャ=アクレーロ(カントール)
ラ・カペラ・レイアル・デ・カタルーニャ
ルイス・ヴィラマホ(合唱指揮)
エスペリオンXXI
ジョルディ・サヴァール(指揮)録音時期:2018年7月24-27日
録音場所:ザルツブルク大学付属教会(コレーギエン教会)
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND