VIVA!SACD

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SACDに特化した偏屈ブログ

脈々と続く伝統。 ハンガリーの作曲家のヴァイオリンまたはヴィオラのための無伴奏作品をスタークが録音

バルトークリゲティ、ヴェレシュ、エトヴェシュ: 無伴奏ヴァイオリンまたはヴィオラのための作品集
ヌリト・スターク

タワーレコード

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SACDハイブリッド盤。ハンガリーの4人の作曲家バルトークリゲティ、ヴェレシュ、エトヴェシュによるヴァイオリンまたはヴィオラのための独奏作品をヌリット・スタークが録音しました。バルトークはヴェレシュの師であり、ヴェレスはリゲティの師でした。またリゲティはエトヴェシュの直接の師ではありませんが、リゲティの助言によりエトヴェシュがブダペストのリスト音楽院に入学することができました。西洋音楽の伝統と東欧を中心とした民族音楽が融合した彼らの音楽は有機的なつながりを持ちながらも独自のスタイルを築いていております。
イスラエル生まれのスタークはジュリアード音楽院でロバート・マンに師事。さらにケルン音楽大学アルバン・ベルク四重奏団にも師事したのち、いくつものコンクールで優秀な成績を収めています。Clavesレーベルよりブロッホ(50-1705)、ブゾーニ&エネスコ(50-2811【廃盤】)、シューマン(50-1502)などをリリース。またBISレーベルからはクルターグの「カフカ断章」(BIS SA-2175)をリリースしています。
キングインターナショナル

【曲目】
(1)バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Sz.117
(2)リゲティ:無伴奏ヴィオラソナタ(1991-94)
(3)ヴェレシュ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(1935)
(4)エトヴェシュ:「属七の和音への冒険」~無伴奏ヴァイオリンのための(2019) [世界初録音]

【演奏】
ヌリット・スターク((1)(3)(4)ヴァイオリン:ピエトロ・グァルネリ(1710年)&弓:アルバート・ニュルンベルガー、
(2)ヴィオラ:アルフレッド・ライヒト&弓:プロスパー・コーラ)

【録音】
セッション録音
2019年1月23-25日
2021年10月12&13日
アンドレーアス教会、ヴァンゼー(ベルリン)

プロデューサー&サウンド・エンジニア:
マルティン・ナルゴニ(Arcantus Musikproduktion)

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