VIVA!SACD

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SACDに特化した偏屈ブログ

現代最高峰のメンバーによるベートーヴェンのトリプル・コンチェルト ファウスト、ケラス、メルニコフ、そしてエラス=カサド&FBOによるベートーヴェンの三重協奏曲

ベートーヴェン: 三重協奏曲&交響曲第2番のピアノ三重奏曲版<限定盤>
イザベル・ファウスト 、 ジャン=ギアン・ケラス 、 アレクサンドル・メルニコフ 、 パブロ・エラス・カサド 、 フライブルクバロック・オーケストラ

タワーレコード

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SACDシングルレイヤー盤(2022年リマスタリング)。ハルモニア・ムンディ・フランス・レーベルからハイレゾ音源をライセンスしてSACDリマスタリングを施した、日本独自企画盤です。
ファウスト、ケラス、メルニコフ、そしてエラス=カサド&FBOによるベートーヴェンの三重協奏曲。シューマンの協奏曲プロジェクトも成功させた彼らの演奏に大きな期待がかかります。
三重協奏曲は、弟子のルドルフ大公がピアノで知人たちと演奏するために書かれたといわれています。ですのでピアノ・パートは技巧的ではありませんが効果的に書かれ、ヴァイオリンとチェロは各々楽器の響きを生かした主題が現れ、ピアノとオーケストラが調和します。オケとソロ楽器の素晴らしいバランス、自然なアーティキュレーションで作品に対する既成概念を払拭するような、まさにこの顔ぶれでしか為し得ない水準での、名盤が誕生しました。
そして、ベートーヴェン自身の編曲による響曲第2番のピアノ三重奏曲版。オーケストラ作品を少人数の室内楽で楽しむための編曲で、原曲とは違った魅力があります。ファウスト、ケラス、メルニコフの3人はベートーヴェンピアノ三重奏曲集 [HMC 902125/ KKC 5385]をリリースしており、細やかな表情づけ、息ののむような美しい演奏を聴かせてくれているだけあって、お互いに自由に羽ばたいているのに、息はピタリと合っており、この版の決定版と言えるでしょう。このたびのSACD化により、各奏者たちの息遣いがより近く感じられるようです。
キングインターナショナル

【曲目】
ベートーヴェン:
・ピアノ、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための三重協奏曲 ハ長調 Op.56
交響曲 第2番 ニ長調 Op.36(作曲者自身の編曲によるピアノ三重奏曲版)

【演奏】
イザベル・ファウスト
(ヴァイオリン/ストラディヴァリウス「スリーピング・ビューティ」)
ジャン=ギアン・ケラス
(チェロ/ジョフレド・カッパ1696年)
アレクサンドル・メルニコフ
(フォルテピアノ/三重協奏曲:Lagrassa 1815年頃、エドウィン・ボインクのコレクションより、三重奏:クリストフ・ケルン、2014年製/1795年製アントン・ヴァルター(ウィーン)・モデル、メルニコフ・コレクション)

フライブルクバロック・オーケストラ
パブロ・エラス=カサド(指揮)

【録音】
2020年2&6月
テルデックス・スタジオ・ベルリン

2022年SACDリマスタリング


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