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SACDに特化した偏屈ブログ

エラス=カサドとパリ管による《春の祭典》! ソリストにイザベル・ファウストを迎えエトヴェシュの《アルハンブラ》を収録

ストラヴィンスキー: 春の祭典、エトヴェシュ: アルハンブラ<限定盤>
パブロ・エラス・カサド 、 パリ管弦楽団イザベル・ファウスト

タワーレコード

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SACDシングルレイヤー盤(2022年リマスタリング)。ハルモニア・ムンディ・フランス・レーベルからハイレゾ音源をライセンスしてSACDリマスタリングを施した、日本独自企画盤です。
エラス=カサドとパリ管による《春の祭典》!カップリングには、ソリストイザベル・ファウストを迎えたエトヴェシュの《アルハンブラ》を収録!

1913年パリのシャンゼリゼ劇場で初演され、一大センセーションを巻き起こしたストラヴィンスキーバレエ音楽春の祭典》。反バレエ的な動き、バレエ界にとって大スキャンダルでもありましたが、同時に聴衆を驚かせたのは、5管編成という独特のオーケストラ編成から生み出される響き、そして不規則で鋭いアクセント、変拍子というストラヴィンスキーの斬新な音楽です。エラス=カサドの明晰な解釈とパリ管による精緻で多彩な色彩感をもつ演奏、個性的なパリ管の奏者たちの楽器一つ一つが良く響き、最高のアンサンブルで奏でています。第1部では、土着的な要素よりも知的で洗練された印象ですが、第2部では万華鏡のように、光と色彩が目まぐるしく変化する演奏、それを躍動的かつ鮮やかに引き出すエラス=カサドの手腕にも脱帽です。このたびのSACD化により、より豊かな広がりのあるサウンドでおたのしみいただけます。
カップリングのペーテル・エトヴェシュのヴァイオリン協奏曲第3番《アルハンブラ》。この作品は2019年7月12日にスペインのグラナダ音楽祭の委嘱作品として、イザベル・ファウスト、エラス=カサド指揮マーラー・チェンバー・オーケストラによって初演されています。スペイン・グラナダにある有名なアルハンブラ宮殿に触発され、そして初演者であるイザベル・ファウスト、エラス=カサドの二人に捧げられています。エトヴェシュは、「宮殿の噴水、その次元、周囲の山々、アンダルシアの素晴らしい夕日、これらすべてが私の作品の一部となりました。私が画家であったらそれを描いていたでしょう。」と語っています。また作品には、二人の名前が音名として隠されています。ソリストには超絶技巧が要求されるうえ、吟遊詩人のうたう歌のような旋律などもちりばめられていますが、さすがファウスト。世界を見事に描き切っています。
キングインターナショナル

【曲目】
ペーテル・エトヴェシュ:ヴァイオリン協奏曲第3番《アルハンブラ》*
ストラヴィンスキー:バレエ音楽春の祭典

【演奏】
パブロ・エラス=カサド(指揮)
パリ管弦楽団
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)*

【録音】
2019年9月
グランド・サルル・ピエール・ブーレーズフィルハーモニー・ド・パリ

2022年SACDリマスタリング


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