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プレトニョフが新たに創設したオケ ラフマニノフ国際管弦楽団(RIO)による初録音! プレトニョフ編「白鳥の湖」&シチェドリン「カルメン」組曲

チャイコフスキー: 組曲白鳥の湖」、シチェドリン: カルメン組曲
ミハイル・プレトニョフラフマニノフ国際管弦楽団

タワーレコード

 

2022年にプレトニョフが新たに創設したラフマニノフ国際管弦楽団(RIO)待望の録音が登場!ロシア出身のミハエル・プレトニョフは1978年第6回チャイコフスキー国際コンクールのピアノ部門で優勝し、以来国際的なピアニストとして活躍。1990年にはロシア・ナショナル管弦楽団(RNO)を設立し、自身も指揮者、音楽監督として演奏会だけではなく数多くの録音を行い、積極的な活動を展開してきました。そして2022年にスロヴァキアの首都ブラティスラヴァを拠点とした新しいオーケストラ、ラフマニノフ国際管弦楽団(RIO)を設立。楽団名はプレトニョフが以前より影響を受け、愛した祖国を離れなければならなかった作曲家ラフマニノフの名を冠しています。オーケストラメンバーは、RNOの元メンバーや本拠地スロヴァキア、オーストリアウクライナなどの東西の優れた演奏家で構成されています。
録音は、2022年8月にモブラチスラヴァのイゼス・ホールで行われました。演目は、チャイコフスキーの「白鳥の湖」とシチェドリンの「カルメン組曲」。プレトニョフは「白鳥の湖」の全曲版をRNOと録音(2009年)していますが、今回は6つの楽章に編集されたプレトニョフによる特別編集版。「白鳥の湖」の物語に沿うようにプレトニョフが選曲・構成しています。美しく詩的でおとぎ話の魔法のように、その音楽の優雅さを絶妙なバランスで描いています。同じくシチェドリンの「カルメン組曲」もRNOとの録音(1998年)がありますが、今回新たにRIOとの録音も注目。「カルメン組曲」は作曲者が夫人プリセツカヤ主演のバレエのために、ビゼーの名作を弦楽器と打楽器にパラフレーズしたもの。既に知れわたった名曲を舞踏化し、お馴染みの旋律が随所にちりばめられ、パワフルな弦楽にコミカルな打楽器の融合が面白い作品となっています。プレトニョフラフマニノフ国際管弦楽団の今後の活動に大いに期待できる内容となっています。
キングインターナショナル

【曲目】
Disc1
チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」(プレトニョフによる特別編集版)
I. Moderato assai
II. Allegro
III. Moderato assai
IV. Allegro moderato
V. Andante con moto
VI. Allegro agitato

Disc2
シチェドリン:カルメン組曲(ビゼーの歌劇「カルメン」による弦楽と打楽器のための編曲版)
I. Introduction: Andante assai
II. Dance: Allegro
III. First Intermezzo: Allegro moderato
IV. Changing of the Guard: Moderato
V. Carmen's Entrance and Habanera: Allegro moderato
VI. Scene: Allegro moderato
VII. Second Intermezzo: Larghetto
VIII. Bolero: Allegro vivo
IX. Torero: Moderato con stoltezza
X. Torero and Carmen: Lento
XI. Adagio: Andante moderato
XII. Fortune-Telling: Andantino
XIII. Finale: Allegro

【演奏】
ミハイル・プレトニョフ(指揮)
ラフマニノフ国際管弦楽団

【録音】
2022年8月、モイゼス・ホール、ブラチスラヴァスロバキア

 

 

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