メンデルスゾーン・プロジェクト VOL.5
ミハイル・グレヴィチ 、 ドグマ室内管弦楽団
メンデルスゾーンは、12歳から14歳にかけて弦楽のためのシンフォニアを12曲作曲しています。ドグマ室内オーケストラは、同時期に書かれた5つの協奏曲を含めたメンデルスゾーンのシリーズをリリース。本作はその第5弾完結盤です。
この全12曲の「シンフォニア」はメンデルスゾーンの家で毎週日曜日に開催されていた音楽会で演奏するために作曲されました。「シンフォニア」は番号が進むにつれ、作曲手法の洗練や楽器編成の変化など、メンデルスゾーンの作曲家としての成長が見て取れます。交響曲第1番(1824年作曲)の自筆のスコアにはシンフォニア第13番と記されていることから、これら一連のシンフォニアはメンデルスゾーンの交響曲の重要な入口と言えるでしょう。
第11番から第13番のシンフォニアは、若き天才がいかに彼が持つインスピレーションを意識的に作曲技法に落とし込んだのかがわかります。知的なバッハの対位法、優雅なウィーン古典派の形式などを取り入れながら、自身の独創性を遺憾なく発揮しています。
キングインターナショナル【曲目】
メンデルスゾーン・プロジェクトVOL.5シンフォニア第11番ヘ短調
シンフォニア第12番ト短調
シンフォニア第13番ハ短調【演奏】
ドグマ室内オーケストラ
ミハイル・グレヴィチ(指揮)