VIVA!SACD

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SACDに特化した偏屈ブログ

リー・モーガン  LEE WAY

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Lee Morgan: Lee-way

2009 SACD/CDハイブリッド(通常プレイヤーで再生可)ステレオ
BlueNote70周年SACDシリーズ

1. ジーズ・アー・ソウルフル・デイズ
2. ザ・ライオン・アンド・ザ・ウルフ
3. ミッドタウン・ブルース
4. ナカティニ組曲

1960年作
リー・モーガン(トランペット)に
ジャッキー・マクリーン(アルト・サックス)ボビー・ティモンズ(ピアノ)
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という超豪華布陣。

 

リー・モーガンというと「キャンディ」「サイドワインダー」(こちらもSACD化予定)でしょうが、このアルバムも実にカッコいい。
ANALOGUE PRODUCTIONからの再発でマスタリングはKEVIN GRAYSTEVE HOFFMANのアコース・テック・マスタリング
 

RVGマスタリングとは一味違う出来栄え。先に紹介したケニー・ドーハム同様、いつもより音を大きめにして聴いてみてください。

 

各人のソロをじっくり聴かせる1、ブルーノートのオーナー、アルフレッド・ライオンとフランシス・ウルフに捧げる、ティモンズの重く沈むピアノにブレイキーのドラムの入りが強烈にカッコいい2、マクリーンのソロが痺れる3、どこらへんが組曲なのかは謎だがとにかく強烈にカッコよく、個人的には本作で一番好きな4
全篇に渡って野性味溢れる溌剌としたモーガンのトランペットは実に気持ち良い。それに地味だが堅実に重く響くチェンバースのベース。このベースの響きはSACDだと奥行きもあってリアルに鳴るのが低音好きにはたまらない

 

ハードバップの格好良さ渋さが詰まった名作。聴けば聴くほど良い。
”萌え”文化全盛の今、こういう男臭いものは受けないのかなぁ・・

 

『大人になりたいとは思わなかった、いつも男になりたいと思っていた』
なんて90年代の高倉健のタバコのCMでの台詞を思い出した。

 

This album is unique within Lee Morgan's vast and rich Blue Note discography. With then current employer Art Blakey, band mate Bobby Timmons on piano, Paul Chambers on bass and Jackie McLean on alto saxophone, the trumpeter abandons time constraints and stretches out on four, soulful, hard-bop compositions (the first and the last are by Cal Massey). These hard bop masters are constantly inspired by Blakey's explosive grooves.

 

Art Blakey, drums
Paul Chambers, bass
Jackie McLean, sax (alto)
Lee Morgan, trumpet
Bobby Timmons, piano

 

パフォーマンス★★★★★
音質★★★★
満足度★★★★★
お薦め度★★★★★
:ノーコンプで音量レベルは低い。その分時代の空気を損なわず音量を上げると実に味わい深い空気が広がる。とにかくカッコいい。刺激的