VIVA!SACD

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SACD (Super Audio CD) is a high-resolution audio disc format developed by Sony and Philips. Utilizing the Direct Stream Digital (DSD) file format, SACD provides for more accurate sound reproduction than the PCM used in the current CD format.

小菅優 小澤征爾&水戸室内管弦楽団  メンデルスゾーン「ピアノ協奏曲第一番」ピアノ作品集

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メンデルスゾーン
・ピアノ協奏曲第1番ト短調 作品25
 小菅優(ピアノ)
 水戸室内管弦楽団
 小澤征爾(指揮)

 録音時期:2009年4月
 録音場所:水戸芸術館
 録音方式:DSD(ライヴ)

・『無言歌集』第5巻 第1番ト長調『5月のそよ風』
・『無言歌集』第6巻 第4番ハ長調『紡ぎ歌』
・『無言歌集』第5巻 第5番イ短調ヴェネツィア舟歌 第3』
・『無言歌集』第4巻 第6番イ長調『春の歌』
・『無言歌集』第4巻 第3番ト短調『胸騒ぎ』
・『無言歌集』第3巻 第6番変イ長調『デュエット』
前奏曲とフーガ 作品35-1
・ロンド・カプリチオーソ 作品14
・厳格な変奏曲 作品54
 小菅優(ピアノ)

 録音時期:2009年7月
 録音場所:水戸芸術館
 録音方式:DSD(セッション)

 SACD HybridCD    STEREO/ SACD STEREO



2009年生誕200周年を迎えた初期ドイツ・ロマン派の作曲家メンデルスゾーンの美しいコンチェルトとピアノのための佳品をヨーロッパを中心に活躍している気鋭のピアニスト小菅優が、世界の小澤征爾と水戸室内管弦楽団という豪華なバックアップを受けて奏でる。

このアルバムで初めて小菅優のピアノを聴いたのですが、実に良い。『スケールの大きい演奏』という風に感じます。時に優しく、時にダイナミックに・・『表現力豊かな演奏』とも言えるでしょうか。
グイグイと引き込まれてしまい、躍動感にワクワクしてきます。小澤&水戸楽団も実に軽快。
ライヴレコーディングの1~3が拍手と共に終了すると、以後は小菅のソロによるセッション録音。
しっとりと、美しい音色とチャーミングなプレイが堪能できますね。
個人的に「キレイキレイ、じょうずじょうず」なだけの演奏には正直飽きてしまいますが、小菅優の演奏はそれだけでない表現力の豊かさがあるように感じます。この先の成長が楽しみで、今後の作品やライヴも是非とも聴きたいと思わせてくれます。もう1枚SACDでのリリースがありますので、それも是非シューマン「ファゴットとピアノのための作品集」



そして音質がすこぶる良い

ソニー盤ですが、録音はプロデューサー西脇義訓、エンジニア福井末乗憲。そう、FINE NF
のコンビによるもの。
単にSACDだから良い、DSDだから良いというわけではなく、マイクセッティングなどエンジニアの手腕も合わさる事で最高の音が届けられる。その最高の技術を存分に生かすにはDSD、SACDというわけです。


広いホール感で迫力ある録音はSACDの魅力を届けてくれる。CD層になるとどうしてもホール感や空気が減少してしまう。CDだけでなら十分に素晴らしいのだが、SACDを聴いた後ではどうにも物足らない。
マルチchがこれも素晴らしい。空間が広くなり臨場感が増すのはマルチchの特徴ですが、それでいて迫力を失わない超優秀マルチch録音です。

NFレーベルのSACDはプレスにも最大限の拘りを見せた盤のため、高価で中々手が出せないという方は多いと思います。あの素晴らしい演奏録音がごく限られたマニアにしか耳にしないとは残念で仕方ないのですが、それがメジャーレーベルから安定した供給でより幅広く聴いてもらえる機会のあるこのアルバムはとても良いと思います。


ライヴとソロとがテンションに差があるので、続けて聴くとどうしてもオケ入りのライヴの印象が強いので気分的な場合によってはソロの収録タイムが実際の収録タイムよりも長く感じられてしまう事も・・
気分に合わせて「軽快でテンションが上がるライヴ」「しっとりと酔うソロ」という感じで分けて聴くのがいいかな、と個人的には思う。アルバム後半の緊張感ある演奏はぜひじっくりと。演奏、録音ともにお薦めできるアルバムです


パフォーマンス:★★★★
音質:★★★★★+++
サラウンド:★★★★★+
お気に入り度:★★★★★
お薦め度:★★★★★
総合:89