VIVA!SACD

VIVA!SACD

SACDに特化した偏屈ブログ

ヒュー・マセケラ  HOPE Hugh Masekela - Hope

イメージ 1
 
イメージ 2
                                                         イメージ 3 
 
1. Abangoma (The Healers)
2. Uptownship
3. Mandela (Bring Him Back Home!)
4. Grazing in the Grass
5. Lady
6. Until When
7. Languta
8. Nomali
9. Market Place
10. Ntyilo Ntyilo (The Love Bird)
11. Ha le Se (The Dowry Song)
12. Stimela (Coal Train)
 
 
2008 SACD/CD HYBRID   STEREO      
 
間もなく開催されるサッカー:ワールドカップ南アフリカ大会。を記念して南アフリカのアーティストを。
南アフリカといえばユッス・ンドゥール、ミリアム・マケバが有名ですが、そのマケバの元旦那で世界的なトランペット、フリューゲル・ホルン、コルネット奏者、ヒュー・マセケラの1993年ワシントンDCで行われたライヴ
 
ヒュー・マセケラ南アフリカ出身でかのアパルトヘイト政策のため渡米し、「Grazing in the Grass
」がヒット。来日もしてますし、日野皓正、元彦兄弟が渡米時期に彼と共演もしていますのでご存知の方も多くはないが少なからずいるのでは?と思います。
 
このアルバムは優秀録音盤としてオーディオ雑誌などでも話題になった盤で、とてもダイナミックで臨場感に溢れ、それがSACDになっているのですから尚更。打楽器、管楽器、ヴォーカルのリアルさはさすがはSACD。特にトランペットの音色はSACDじゃないと納得できない。
 
そして何より曲が素晴らしい。前半はアフリカンなリズムに身体ごと持っていかれる躍動感でノリノリ、後半はしっとりと哀愁を聴かせてくれます。
 
特に、祖国の英雄ネルソン・マンデラを讃えた3(ヴォーカル入りですが内容が分からないのが残念)、前途のヒット曲4、そしてラストの12、これは10分を超える曲ですが、内容は分からなくとも引き込まれる、彼の歩んできた人生、差別や祖国との別れ(私が勝手に曲から想像しただけですが)などからくるのであろう深い情念を感じる。タイトルに「Train」とあるが、ヴォーカルの発する叫びは汽笛を表しているのだろうか?
お薦め度★★★★★
 
 
 
produced by  K.D. Kagel and  Hugh Masekela
 
Executive producers  Mitchell Markus   K.D. Kagel  Paul A. Sloman
 
MASTERING  Kevin Gray
 
AUTHORED  Gus Skinas
 
イメージ 4
 
 
イメージ 5     イメージ 6