VIVA!SACD

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SACDに特化した偏屈ブログ

夏向きの音楽

暑い日が続いております・・日本の夏は蒸し暑くて辛いですね。。サンディエゴが懐かしいです。
 
・・冗談はさておき
 
暑い夏はエアコンのきいた部屋で音楽を楽しむのも良いものです。エアコンの雑音が邪魔という方もいらっしゃるでしょうが、エアコン無しは自殺行為です。。
 
私が最近好んで聴いているのは
 
 
 
CHANNELE CLASSICSからの英国古楽アンサンブル、フロリレジウムによるぺルゴレージ「スターバト・マーテル」です。DSD録音・マルチch。
ソプラノ歌手エリン・マナハン・トーマスと、BCJソリストとしても馴染みの深い世界有数のカウンターテナーロビン・ブレイズの歌唱、録音場所の教会の冷えた空気感が、良い意味で「熱さ」の無さがとても心地よいです。
 
 
 
RCAからのアーノンクール指揮シューマン「楽園とペリ」。2SACD・マルチch。
威厳に満ちた演奏に圧倒されます。ぺルゴレージ「スターバト・マーテル」とは違い大所帯での演奏ですが不思議と暑苦しさは無く、それでいて大迫力。グイグイと音楽に引き込まれます。これを聴いてると下界の喧騒などどうでも良くなる感じになります。
大傑作
 
 
 
 
RCA。2SACD・マルチch。こちらはアーノンクール指揮のドヴォルザークの「スターバト・マーテル」。08年発売ながら既に世界的に入手困難。楽曲・演奏・録音共に感動的であり、マルチchにおける最高峰レベルのアルバムだと思うのですが・・SACDは売り切れ御免な場合が多く、何故か再プレスや再発が行われない事もある。こういうのを一人でも多くの人に聴いてもらえたら・・夏の暑さ、人間関係のストレス、倦怠感には私はこれを聴くと全てを忘れる
 
 
ALIA VOX。2SACD・マルチch。常に優秀録音で楽しませてくれるALIA VOXですが、これはその中でも大のお気に入り。ヴィオラ・ダ・ガンバ大好きの私にはその音色にただただ酔うのみ。ジョルディ・サヴァールとパオロ・パンドルフォの魅惑のガンバの旋律。大好きなバッハというのもありますね。
 
 
 
 
BIS。マルチch。鈴木雅明&BCJの人気シリーズ。ヒンヤリ感はこれが一番でしょうか?部屋の体感温度が2℃下がります(笑)。神聖な空間、という感じですね。
・・なにやら古楽や声楽のチョイスが多くなりましたね・・難しそうというイメージはあるかと思いますが、ただ旋律や高音質に身を委ねて「ああ気持ちいい」でも十分だと思いますよ。
 
 
 
88。DSD録音。夏といえばボサノヴァでしょうか。誕生50年のボサノヴァ・イヤーの08年にリリースされた1枚。流石はやそはっつぁんな素晴らしい録音で楽しめます。グレース・マーヤはこれを最後にリリースが無いですね。優れたシンガーですので新作が待ち遠しいです
 
 
 
 
SONY。季節を問わず私のフェイヴァリットですが、この雰囲気は「盆」にぴったりでしょう。
ピーンと張り詰めた空気を切り裂く様な音色の炸裂は恐怖すら感じます。日本人ならではの感性を感じる一枚ですし、宗教的な雰囲気もある。ヒノテルの新作も今か今かと待っております。しかし、ブランクを空けたくなるのも頷ける、ひとつの到達点的アルバムですね。
 
 
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EWE。日本を代表するトロンボーン奏者かつマルチな活躍をみせる村田陽一とブラジル音楽界の巨匠イヴァン・リンスとの共同作品。いつもの快活な演奏とは異なりエモーショナルな村田の演奏とリンスのスキャット。日本人はあくせくし過ぎだなぁ~と遠くブラジルの地に想いをはせます。続編を是非!村田作品を今後もSACDでお願いしたい。
 
 
 
ヴィレッジ。DSD録音・マルチch。超テク巨漢トランペッター、さしずめジャズ界のイングヴェイ・マルムスティーン?のエリック宮城率いるビッグバンドのライヴ盤。
熱い夏に熱いライヴもいいです。ライヴ、ビッグバンドという事もあってこれはマルチchが最高。ステレオでは再現不可能なんじゃないですかね~。大迫力です。
 
 
 
 
ヴァージン(EMI)。SACD+DVDオーディオ・マルチch。熱い夏に暑苦しいプログレも最高です。これはそんなに暑苦しくはないですが。プログレ・ファンなら初期ジェネシスは全部揃えて当然ですが、1~3rd(事実上という事で)は一般の人に自信をもって勧めるにはややチープ感もあるのも事実。ですがこのアルバムと次の「~ブロードウェイ」は全ての音楽ファンに勧められるクオリティ(気に入る入らないは好みの違いがあるにせよ)です。録音のレベルも格段にアップしてますしね。
 
 
と、言うわけで相当偏った好みを披露しましたが・・クソ暑い!何とかならんか・・とお考えの方は是非お試しください。