1960年代に、ビジネスマンで市民リーダー的な存在だったカール・ジェファーソンは北カリフォルニアで「コンコード・ジャズ・フェスティヴァル」を開催していた。それが発展し、フェスティヴァルに呼んだミュージシャンたちのためにレコーディングの場を提供するため、コンコード・レコーズを設立。その後レーベルはファミリー化し、「コンコード・ジャズ」「コンコード・ピカンテ」などが生まれた。コンコードはいまや1,000作品、そして10,000曲の音源を抱えるレーベルに成長し、ワールドクラスのアーティストを数多く傘下に収めている。1999年にはエンタテインメント業界の重鎮であるノーマン・リアとハル・ギャバがレーベルを買い取り、以後はレイ・チャールズ、バニー・マニロウ、オゾマトリ、モーリス・ホワイトといったアーティストの作品を発表している。