VIVA!SACD

VIVA!SACD

SACDに特化した偏屈ブログ

女流チェリスト、ワイラースタインが PENTATONEレーベルと専属契約! 注目第1弾はハイドン&シェーンベルク

 

Transfigured Night -Sacd-

タワーレコード

Amazon

 

ニューヨーク出身の若手注目チェリストで、DECCAの看板スターのアリサ・ワイラースタインがPENTATONEと契約第一弾です。このところ大物アーティストとの契約が目立つPENTATONE。昔はユリア・フィッシャーが移籍して涙しましたが、そろそろ帰って来い!ですね。DSD録音SACD HYBRIDです。
 
ダニエル・バレンボイムの秘蔵っ子として2012年にDECCAレーベルからデビュー盤をリリースした女流チェリストアリサ・ワイラースタインエルガーの情熱的な演奏で注目され、瞬く間に世界のひのき舞台に立ちました。その後、ビエロフラーヴェクとのドヴォルザークコダーイ等の無伴奏チェロ作品集、ラフマニノフショパンのチェロ・ソナタ集と、リリースするたびに大きな話題となり、そのすべての録音で高い評価を得てきました。彼女がニュー・ステージとして専属契約したのは高品位録音でも評価の高い「PENTATONE」レーベルで、その第1弾として録音されたのはハイドンシェーンベルクです。 ハイドンのチェロ協奏曲は全部で6曲作曲されたと言われていますが、紛失、偽作疑惑などで、現在残っているのは2曲です。1761~65年ころに作曲されたと思われる第1番は長きに渡り楽譜は失われていましたが、1961年にプラハで筆写譜が発見され、翌1962年に蘇演、以後チェロ協奏曲の必須レパートリーの一つに数えられます。溌剌とした当作品をワイラースタインは非常に伸びやかな歌い回しと豊かな表現力で聴かせてくれます。一方、第2番はチェロの魅力が十分に引き出された優雅な雰囲気の秀逸な作品。ハイドンの世界を楽しむようにワイラースタインは明快で迫力ある音色で聴かせ、余裕ある運弓で自然な音楽を作り上げています。 シェーンベルクの『浄夜』は弦楽六重奏曲のために1899年に作曲されましたが、当演奏は1943年改訂された弦楽合奏のための編曲版。シェーンベルクの初期作品の魅力である美しい響きを追求した傑作です。音楽一家にうまれたワイラースタインは室内楽の分野も得意とし、当演奏でも音楽性の豊かさを表した素晴らしい演奏を聴かせてくれます。 共演のトロンハイム・ソロイスツはノルウェーの「2L」レーベルからリリースしている『思い出』シリーズでも知られ、サラウンド録音の楽器配置などさまざまな試みに挑んでおります。また、録音会場となったセルビュ教会の音響も熟知しているだけに期待の新録音といえましょう。(輸入元情報)

【収録情報】
ハイドン:チェロ協奏曲第2番ニ長調 Op.101, Hob.VIIb-2(I. 13:38/ II. 4:50/ III. 4:21 = 22:49)
ハイドン:チェロ協奏曲第1番ハ長調 Hob.VIIb-1(I. 8:40/ II. 7:03/ III. 5:47 = 21:30)
シェーンベルク浄夜 Op.4(弦楽合奏版 rev.1943)(I. 6:27/ II. 5:56/ III. 2:21/ IV. 9:21/ V. 4:22 = 28:27)
アリサ・ワイラースタイン(チェロ) トロンハイム・ソロイスツ ガイル・インゲ・ロツベルグコンサートマスター
録音時期:2018年4月 録音場所:ノルウェートロンハイム、セルビュ教会 録音方式:ステレオ(DSD/セッション) SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND

トロンハイム・ソロイスツSACD HYBRID:タワーレコード