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ランゴー:交響曲第2番、第6番 サカリ・オラモ&ウィーン・フィル

Symphonies 2 & 6 -Sacd-

ランゴー:交響曲第2番、6番 他 サカリ・オラモ ウィーンフィルハーモニー管弦楽団

 Gramophone Awards
2019
Winner - Orchestral

タワーレコード

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サカリ・オラモウィーン・フィルハーモニーによるデンマーク作曲家の作品集第2弾が登場。前作は現代作曲家のノアゴーの交響曲第1番&第8番で神秘的な音楽を聴かせたオラモ、今回は後期ロマン派に属する作曲家ランゴーの作品で、新な境地をみせています。デンマークに生まれたランゴーは、当時としてはあまりにも前衛的な作品を書いたため生前に認められることがなく、亡くなってからようやく評価が高まった作曲家です。この2曲の交響曲は、第2番はリヒャルト・シュトラウス風の重厚な和声を用いたロマン派風の味わいを持っていますが、第6番は宗教的な意味合いも備えた神秘的な曲調です(タイトルの「Det Himmelrivende」は聖書のイザヤ書のことばであり、「天を切り裂き」神が降りてくる情景を描いた箇所です)。このアルバムには第2楽章のみ収録された「交響曲第14番」も楽章ごとのタイトルを含め、感覚的な曲調に終始する作品として知られています。この作品をウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が演奏するのも珍しいことです。同時収録の「タンゴ・ジェラシー」は、誰もが知っている名旋律。オラモ自身がヴァイオリンを奏で華麗に演奏するという、聴きどころ満載の1枚です。 
ナクソス・ジャパン
【曲目】
ルーズ・ランゴー(1893-1952):交響曲 第2番&第6番/ゲーゼ:タンゴ・ジェラシー
ソプラノとオーケストラのための
1.第1楽章:Allegro con anima-
2.第2楽章:Lento religioso quasi adagio-
3.第3楽章:Molto con moto-交響曲 第6番「Det Himmelrivende 天を切り裂いて」 BNV336-2(1947-1948/1950-1951改訂)
4-5.主題
6-10.第1変奏-第5変奏
11.Upaaagtede Morgenstjerner 人知れず輝く暁の星 交響曲 第14番「Morgenen 朝」BVN336-第2楽章
12.ヤコブ・ゲーゼ(1879-1963):タンゴ・ジェラシー

【演奏】
アヌ・コムシ(ソプラノ)…3
サカリ・オラモ(指揮&ヴァイオリン…12)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

【録音】
ウィーン・コンツェルトハウス
2017年4月22-24日…1-3
2018年4月14-16日…4-11
2017年4月24日…12
 
イメージ 2交響曲第1番、8番