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SACDに特化した偏屈ブログ

フィンランドALBAレーベルからピアノと弦楽四重奏版のモーツァルトの協奏曲 カトリーン・ギスリンゲ  ステンハンマル四重奏団

MOZART/ PIANO CONCERTOS.. -SACD-

モーツァルト:ピアノ協奏曲(ピアノと弦楽四重奏のための版)第11,12,13番
カトリーン・ギスリンゲ  ステンハンマル四重奏団
 
ピアノと弦楽四重奏版のモーツァルトの協奏曲
カデンツァはベント・サーアンセン
モーツァルトが1782年から1783年にかけてウィーンで作曲した3つのピアノ協奏曲。第11番へ長調、第12番イ長調、第13番ハ長調。最初に作曲された第12番は、第2楽章「アンダンテ」の音楽が1782年に亡くなったJ.C.バッハに捧げる墓碑銘とされ、第9番のピアノ協奏曲『ジュノーム』などとともにモーツァルト初期のもっとも魅力的な作品に数えられています。 デンマークのピアニスト、カトリーネ・ギスリンゲ(Katine Gislinge)とスウェーデンのステンハンマル四重奏団による、モーツァルト自身が作った「ピアノと弦楽四重奏のための版」の演奏。ギスリンゲのご主人、独創的な音風景の作品で知られるベント・サーアンセン(Bent Sorensen)が彼女のために作曲した『パピヨン三部作(Papillons Trilogy)』の一作、『ルーセンバード(Rosenbad)』のアンサンブルです。
 この3作のカデンツァは、『ルーセンバード』の作曲中、サーアンセンが彼女から頼まれて作曲しました。「わたしが作曲に集中している時、カトリーネの練習しているモーツァルトが彼女の部屋から聞こえてきた。ひとまず断片を書きつけ、後でモーツァルトのスコアを研究した」。「軽やかに弾むカトリーネのモーツァルト」と一体になるカデンツァの作曲。「磨きあげられた床を作業靴で踏むわけにはいかない。モーツァルトの素晴らしい音楽を壊すことを避けるだけでなく、わたしの音楽を付け加えなければならない。モーツァルトに何かをつけ足すことなどできるのか? 魔法のような言葉に溺れることなくモーツァルトを取りこむことができるのか?」。サーアンセンが書いたカデンツァには「ルーセンバードの痕跡」も刻まれました。 スウェーデン放送のストックホルムのスタジオでのセッション録音。BIS録音を数多く手がけているトーレ・ブリンクマンが、制作、エンジニアリング、編集を担当しています。(輸入元情報)

【収録情報】
モーツァルト
● ピアノ協奏曲第13番ハ長調 K.415/387b(ピアノと弦楽四重奏のための版)
● ピアノ協奏曲第11番へ長調 K.413/387a(ピアノと弦楽四重奏のための版)
● ピアノ協奏曲第12番イ長調 K.414/385p(ピアノと弦楽四重奏のための版) カデンツァ:ベント・サーアンセン[1958-]
カトリーネ・ギスリンゲ(ピアノ) ステンハンマル四重奏団 ペーテル・オーロフソン(第1ヴァイオリン) ペール・オーマン(第2ヴァイオリン) トニー・バウアー(ヴィオラ) マッツ・オーロフソン(チェロ)
録音時期:2016年10月25-28日 録音場所:ストックホルムスウェーデン放送第3スタジオ 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション) SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND 制作・録音:トーレ・ブリンクマン
 

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サウンド・エンジニアはBISの作品も多く手掛けるTAKE5 MUSIC PRODUCTIONのトーレ・ブリンクマン