シューベルト:死と乙女
ストリング・カルテット”ARCO”
ストリング・クヮルテットARCOの実に16年ぶりのニューアルバムは、弦楽四重奏曲の金字塔、シューベルト『死と乙女』。N響、読響、都響においてそれぞれトップを務めるソリスト4人が織りなすその醸成された響きは、16年という濃密な時の変遷を確信させます。
カップリングはヴェーベルン初期の『弦楽四重奏のための緩徐楽章』。ロマン派への憧憬を感じるその美しい弦楽の響きは、ヴェーベルンをヴェーベルンたらしめている12音無調音楽とは一線を画すもので、万人が純粋に「美しい」と感じられる秀作です。ARCOならではのベルベットな響きが天国へと誘います。(販売元情報)
【収録情報】
● シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D.810『死と乙女』
● ヴェーベルン:弦楽四重奏のための緩徐楽章
ストリング・クヮルテット ARCO
伊藤亮太郎(第1ヴァイオリン)
双紙正哉(第2ヴァイオリン)
柳瀬省太(ヴィオラ)
古川展生(チェロ)
録音時期:2018年4月23,24日
録音場所:横浜市栄区民文化センター リリス
録音方式:ステレオ(DSD 11.2MHz / DSD 256/セッション)
SACD Hybrid
同時期にキアロスクーロ四重奏団の”死と乙女”がリリースされるのも興味深い。聴き比べしてみたい