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SACDに特化した偏屈ブログ

スウェーデンのリコーダー奏者ダン・ラウリンがホール・バロックとルーマン 『ゴロヴィンの音楽』を録音

Golovin Musiken -Sacd-

ユーハン・ヘルミク・ルーマン:「ゴロヴィン伯爵の祝宴のための音楽」
ダン・ラウリン ホール・バロック
 
SACDハイブリッド盤。ユーハン・ヘルミク・ルーマンは、フレーデリク一世の時代、宮廷の楽士長を務め、スウェーデン音楽の最初の重要な作曲家として歴史に名前を残しました。ストックホルム生まれ。父ユーハンから最初の音楽教育を受け、1711年に宮廷楽団のヴァイオリニストに就任。1715年から1721年までをロンドンで過ごし、ヘンデルのオーケストラでヴァイオリン奏者を務めました。帰国後、副楽士長に就任。スウェーデン音楽の新時代を開いていきました。 『ゴロヴィン伯爵の祝宴のための音楽』は、彼の代表作のひとつ『ドロットニングホルムの音楽』(1744)に先立って作曲された作品です。ロシア公使ゴロヴィン伯爵が、1728年、ピョートル二世のロシア皇帝即位を祝う宴会のためルーマンに作曲を依頼。『ロシア公使ゴロヴィン伯爵主催の祝宴のための音楽』と記された、「アレグロ」と「序曲」に始まり、ジグ、ブレ、メヌエット、ルール、ガヴォットといった舞曲、アリア、シンフォニア、ホーンパイプ、シチリアーノなど45曲の極めてモダンなバロック様式の音楽が作られました。 この作品は、王立音楽アカデミー制作のスウェーデン音楽アンソロジーに22曲の抜粋が収められ、今回、ピリオド楽器アンサンブル「ホール・バロック」とリコーダー奏者ダン・ラウリンにより初めて全曲が録音されます。使われた楽譜は、ルーマンの手稿譜と、イングマル・ベンクトソンとラーシュ・フリデーン校訂編纂の出版譜。楽器指定が確かでないため、宮廷楽団の記録から推定した編成を元に各楽章の性格と全体の姿、そしてホール・バロックの編成を考慮して、リコーダー属とオーボエ・ダ・カッチャなどオーボエ属の楽器、ファゴットコントラバスを加えた弦楽五重奏、チェンバロ、マンドラとバロックギターのアンサンブルにより演奏されます。ホールのショーナルプ教会でのセッション録音。ブックレット裏表紙に、祝宴の行われた伯爵の公邸「Baatska Palatset」が遠景に描かれた18世紀初頭の作とされる絵が使われています。(輸入元情報)

【収録情報】
ルーマン:ゴロヴィン伯爵の祝宴のための音楽 (1728)
ダン・ラウリン(リコーダー、指揮) ホール・バロック
録音時期:2017年11月 録音場所:スウェーデン、ホール、ショーナルプ教会 録音方式:ステレオ(セッション)
制作・録音:ファビアン・フランク

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