キューバと言えば「ルンバ」
しかし、「ルンバ」として広まったのは、実は「ソン」という音楽。
キューバのルンバは「Rumba」であり、「ソン」なのに「ルンバ」として広まったのは
「Rhumba」。ちなみに掃除機の「ルンバ」は「Roomba」
Wikipediaには次のように解説されてます
ルーツ・ミュージックとしてのルンバ (Rumba)
キューバのルーツ・ミュージックとしてのルンバ(Rumba)は、キューバに奴隷として連れられてきたアフリカ系民によって成立した音楽及び踊り。主にハバナとマタンサスで盛んに演奏されており、休日、誕生日、結婚式など様々なパーティで踊る時に使われている。ボーカルとコーラスのコール・アンド・レスポンスとパーカッションを主体として、スペインの伝統的な十行詩のスタイルと黒人音楽のリズムを持った混血の音楽である
欧米でのルンバ (Rhumba)
キューバのソンの一つ、ドン・アスピアス楽団の「エル・マニセーロ(南京豆売り)」やザビア・クガート楽団の「シボネイ」がアメリカでヒットした時、レコードのレーベルにジャンルの説明として、「ソング(Song)」と混同されないためとエキゾチックな語感を狙い「ルンバ(Rhumba)」と記された事から、欧米では「キューバ音楽=ルンバ」として定着してしまっている。 このため今日に至るまで用語の混乱を招いている。今日ではどの場合でも「Rumba」と表記されることが多いため、表記のみで意味を確定することはできない
「サルサ」や「マンボ」もルンバから派生したものらしいです。
ディープルンバ(Deep Rumba)はルーツミュージックのルンバをベースにした、NYからのディープなルンバ
Deep Rumba: A Calm in the Fire of Dances
ディープルンバのメンバーでもある
シオマラ・ラウガー
彼女はキップ・ハンラハンのアルバムでも歌ってます(ディープルンバもキップの作品ですし)
ラテンの王様、コンガ奏者のモンゴ・サンタマリア
こちらはまだ安価で入手可能ですが
Mongo Santamaria: Live at Jazz Alley
1990年のライヴや、同じくコンガ奏者のポンチョ・サンチェスとの
は高騰してます。。
モンゴ・サンタマリアは名曲「アフロブルー」の作者
ケイコ・リー:ライヴ1999(シングルレイヤー)
SACDではこの2枚で「アフロブルー」が聴けます。
*他にもありますが、入手困難・・
ジョバンニ・イダルゴ(プエルトリコ)、カンディド・カメーロ、カルロス“パタート”バルデスのThe Conga Kings
The Conga Kings: Jazz Descargas
「キャラバン」
The Conga Kings - Caravan (Official Audio)
やサンタナの「僕のリズムを聞いとくれ」の邦題でもお馴染みの
The Conga Kings - Oye Como Va (Official Audio)
カンディド・カメーロがキューバ伝説級の歌手、グラシエラと共に
Candido & Graciela: Inolvidable
グラシエラは録音時88歳(2010年94歳で死去)。 カンディドは現在97歳。
シオマラ・ラウガーもヴォーカルで参加してます
EXITOS CURRAMBEROS-CACHITA-CANDIDO & GRACIELA.wmv
サックス、クラリネット奏者の
パキート・デリベラ
Paquito D'Rivera: Portraits of Cuba
Paquito D'Rivera: Tropicana Nights
Paquito D'Rivera - Tropicana Nights
アストル・ピアソラ:THE ROUGH DANCER AND THE CYCLICAL NIGHT(TANGO APASIONADO)
キップ・ハンラハン・プロデュースのピアソラ三部作でこれが一番好き
ブラジル編でも紹介した、フルート奏者のアネッテ・マイブルクによる、現地アーティストとのコラボのキューバ編。ECHO KLASSIK-2009授賞式でのパフォーマンス
Classica Cubana_Preisverleihung_ECHO KLASSIK-2009.avi
このアルバムにも参加しているキューバのギタリスト、ホアキン・クレルチの作品集も
Clerch: Concertos - Maiburg / Clerch / Gabrisch
Joaquín Clerch: Concierto de Otoño - Moderato. Concert for Flute and String Orchestra.
このシリーズは他にもベネズエラ、フランス、スペインと有り、いずれも興味深いです
まだまだ漏らしてるのがあると思いますが、このへんで