SACDハイブリッド盤。BISレーベルが力を注いで世界初録音に取り組んでいるシェーンベルク門下のギリシャの作曲家ニコス・スカルコッタス。当ディスクにはヴァイオリンやピアノのソロを伴う協奏的管弦楽曲が収録されております。スカルコッタス自身がヴァイオリニストでもあったため、とりわけヴァイオリン作品には独特の面白さがありますが、全作品に共通して言えるのは難技巧が要求されることです。
また当録音で注目のひとつといえるのが「Digenes in his Last Agony」です。この作品には20世紀前半のギリシャを代表する政治家エレフテリオス・ヴェニゼロスの肉声をデジタル編集して加えております。ギリシャの演奏家がスカルコッタスの作品を全身全霊で演奏しております。(輸入元情報)【収録情報】
スカルコッタス/ヤニス・サンプロヴァラキス編:
1. シンフォニエッタ 変ロ長調(1948)
2. ヴァイオリンとピアノと管弦楽のための協奏曲(1930)
3. ヴァイオリンと室内オーケストラのための組曲(1929)
4. 『Digenes in his Last Agony』(1935)
5. 2つの行進曲と9つのギリシャ舞曲(1946-47)ゲオルギオス・デメルツィス(ヴァイオリン)
ヴァシリス・ヴァルヴァレソス(ピアノ)
エレフテリオス・ヴェニゼロス(声/1930年収録の歴史的録音より:4)
アテネ・フィルハーモニー管弦楽団
バイロン・フィデツィス(指揮)録音時期:2017年9月(1)、2018 年2月(2-5)
録音場所:アテネ、アルテミス・マライアラス・ホール
録音方式:ステレオ(セッション)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND