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カラビツがショスタコーヴィチの交響曲「バビ・ヤール」に挑戦! ペンタトーンの名録音で迫力の男声合唱をあますところなく収録

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ショスタコーヴィチ: 交響曲第13番「バビ・ヤール」 キリル・カラビツ 、 ロシア・ナショナル管弦楽団 、 オレグ・ツィブルコ

タワーレコード

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 SACDハイブリッド盤。ロシア・ナショナル管弦楽団はペンタトーン・レーベルとショスタコーヴィチ交響曲シリーズを続けていて、これまでにプレトニョフで第4、10、11番、パーヴォ・ヤルヴィと第7番、ユロフスキと第1、6番をリリースしましたが、今回はキリル・カラビツの指揮で第13番「バビ・ヤール」が登場となります。

「バビ・ヤール」は1941年にキエフ郊外で大勢のユダヤ人がドイツ軍に殺害された事件。これをソ連の詩人エフトシェンコが抗議を込めた詩作にしたものを歌詞に1962年に交響曲が作曲されました。しかし「バビ・ヤール」は第1楽章のみで、残りの4つの楽章はエフトシェンコの警句的な詩に基づきます。

カラビツはauditeレーベルでプロコフィエフのキテレツな「革命20周年のためのカンタータ」(AU 97754)を見事な統率力と激しいエネルギーの爆発をもって演じましたが、「バビ・ヤール」でも巧さ発揮。熱血でテンポは速くコンドラシンを思わせますが、21世紀的な客観性も光りまさに理想的な演奏を繰り広げています。

バス独唱はモルドヴァ出身のオレグ・ツィブルコ。オペラ歌手で、カナディアン・オペラ・カンパニーをはじめ世界中の歌劇場で活躍中。堂々たる歌唱と容姿で今後スターになりそうな可能性を秘めています。男声合唱とともに、迫力の世界をSACDであますところなくとらえています。
キングインターナショナル

【曲目】
ショスタコーヴィチ:交響曲第13番 変ロ短調 Op.113「バビ・ヤール」

【演奏】
オレグ・ツィブルコ(バス)
キリル・カラビツ(指揮)、
ロシア・ナショナル管弦楽団
ポポフ国立モスクワ・アカデミー合唱団、
コジェヴニコフ合唱団

【録音】
セッション録音:2017年11月/DZZスタジオ5(モスクワ)
エグゼクティヴ・プロデューサー:ルノー・ロランジェ(ペンタトーン)
レコーディング・プロデューサー&エディター:カレル・ブリュッヘマン(ポリヒムニア・インターナショナル)
バランス・エンジニア:エルド・グルート(ポリヒムニア・インターナショナル)
レコーディング・エンジニア:ナディア・ニコラエワ

 

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