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SACDに特化した偏屈ブログ

現代デンマークを代表する作曲家ベント・サーアンセンによるマタイ受難曲!

ベント・サーアンセン: マタイ受難曲
グレーテ・ペデーシェン 、 アンサンブル・アレグリアノルウェーソリスト合唱団

タワーレコード

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SACDハイブリッド盤。デンマークのベント・セアンセン(サーアンセン)は、北欧の音楽シーンでもっとも作品が演奏され、もっとも賞賛を集めている作曲家のひとりです。三重協奏曲『都市の島(L'isolda della Chitta)』で2018年のグローマイアー音楽賞を受賞しました。イプ・ヌアホルムとペア・ヌアゴーに学び、早い時期に見つけた自身の「声」に忠実に作曲をつづけています。
マタイ受難曲』は、2014年ごろの「なによりも『マタイ受難曲』を作曲したい」という思いが発端となって生まれました。構想を練り、作品の姿が整ってきたころ、受難曲のことを発表。オスロ国際教会音楽祭とデンマーク国立交響楽団の共同委嘱が決まりました。
「霧の中の旅 - 光に入り、光から出る。磔刑に向かう旅、さらにいえば復活に向かう旅。自信を信じること、死というより復活を信じることを感じた」(セアンセン)。『霧のヴェールの中に』から『霧の中』まで10章による音楽として作られ、一部ラテン語の部分をのぞく、基本的に英語によるリブレットは、王立デンマーク音楽アカデミーのヤコブ・ホルツェがサーアンセンの意図を汲み、まとめあげました。聖書のほか、エーディト・セーデルグラン、アンナ・アフマートヴァ、エミリ・ディキンソン、セーアン・ウルリク・トムセン、オーレ・サーヴィー、フランク・イェーヤの作品が引用され、第4章『嵐の夜』は、ディキンソンの「嵐の夜、嵐の夜に」の全詩と、イザヤ書の「恐れるな、わたしはあなたを贖う・・・」(43章)がテクストに使われました。「磔刑と復活によるキリストの人類すべてへの愛の表明というだけでなく、つましく美しい愛」(セアンセン)。セアンセンの音楽に固有の「光と影のグラデーション」と「静寂」のテクスチュアによる「愛の情熱(love passion)」の作品です。
2022年3月27日、グレーテ・ペーデシェン指揮のノルウェーソリスト合唱団とアンサンブル・アレグリアオスロ大聖堂で初演。アルバムは、J.S.バッハの『モテット』と同じオスロのリス教会で初演に先立って行われたセッションで録音されました。(輸入元情報)

【収録情報】
● セアンセン:マタイ受難曲(2019)

I. 霧のヴェールの中に(In veils of mist)
II. ベタニア(Betania)
III. 詩篇(Psalm)
IV. 嵐の夜(Wild Nights)
V. 磔刑(Crucifixus)
VI. 嘆き(Lament)
VII. 暗闇の朝課(Tenebra)
VIII. マグダレーナ(Magdalena)
IX. ふたたび岸に、ガリラヤよ(The shore again, Galilee)
X. 霧の中へ(Into the Mist)

ディテ・マリーエ・ブレイン(ソプラノ)
マーリ・アスクヴィーク(アルト)
オイスタイン・ステンスハイム(テノール
ハルヴォル・フェステルヴォル・メリン(バス)
ノルウェーソリスト合唱団
アンサンブル・アレグリア
グレーテ・ペーデシェン(指揮)

録音時期:2022年3月24-26日
録音場所:ノルウェーオスロ、リス教会
録音方式:ステレオ(セッション)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND

制作:イェンス・ブラウン
録音エンジニアリング:ノーラ・ブランデンブルク

 

 

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