VIVA!SACD

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SACDに特化した偏屈ブログ

最新イタリア音楽からの多大な影響と 内部からあふれ出る個性との激突 18世紀オランダの音楽芸術の在りようを聴く

ウニコ ~ 18世紀初頭オランダのリコーダー・ソナタ
テウン・ヴィッセ 、 テウン・ブラケン

Unico: Dutch Recorder Sonatas From The Early 18th Century – Teun Wisse

タワーレコード


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バロック時代のアムステルダムは、作曲・楽器制作・楽譜出版において、ヨーロッパのなかでも重要な都市のひとつでした。器楽音楽の花形であったイタリアとも深く関係し、イタリアの人気作曲家の多くはアムステルダムで作品を出版しています。オランダはいわば、最新のイタリア音楽に一番早く触れることのできた場所であり、オランダのリコーダー音楽を集めたこのアルバムからも、イタリア音楽からの大きな影響が感じられるでしょう。

ヴァッセナール(Unico Wilhelm van Wassenaer)の3曲あるリコーダーとチェンバロのためのソナタがプログラムの中心になっています。これらはヴァッセナールがパリを訪れて演奏した際に「まったくコレッリソナタのようだ」と評されたものですが、それだけに留まらず、作曲家の確かな個性(unico 伊)が刻まれた作品であることにも注目です。

5本のリコーダーと2種のチェンバロから、それぞれのソナタにふさわしい楽器を選んで演奏。また録音会場はオランダの18世紀の教会で、音楽と音響が完璧に一致した世界を聴かせてくれます。
キングインターナショナル

【曲目】
ジャン=バティスト・ルイエ・ド・ガン(1688-ca.1720):ソナタ第3番 ト長調(フルートと通奏低音のための12のソナタ Op.1より)
シブランドゥス・ファン・ノールト(1659-1705):フルートと通奏低音のためソナタ第1番 ヘ長調(『イタリア趣味の混合』より)
ウィレム・デ・フェッシュ(1687-1761):ソナタ第3番 ト長調(12 のソナタ Op.8より)
シブランドゥス・ファン・ノールト(1659-1705):チェンバロ独奏のためのソナタ第4番 イ短調(『イタリア趣味の混合』より)
ウニコ・ヴィルヘルム・ファン・ヴァッセナール(1692-1766):ソナタ第1番 ヘ長調 / 第2番 ト短調 / 第3番 ト短調

【演奏】
テウン・ヴィッセ(リコーダー)
テウン・ブラケン(チェンバロ)

【録音】
2022年10月17-20日/オランダ、ウェストザーン

 

 

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