1973年に創刊し、2010年に休刊となるまで、37年に渡って広く愛読された音楽月刊誌「アドリブ」。
2023年は創刊から50年。それを記念して誌上でベスト・レコードに選定されたビクターの洋邦ジャズ名盤を初SA-CDハイブリッド化する『アドリブ・ベスト・レコード・SACDコレクション』。70年代～80年代、ビクターで制作された名盤を今回の発売のためにオリジナル・マスターから新規でマスタリングし初SA-CD HYBRID化。
監修は「アドリブ」元編集長松下佳男氏。
完全生産限定盤。
リー･リトナー･イン･リオ＜タワーレコード限定＞
Lee Ritenour
フュージョン系ギターで人気を集めていたリー・リトナーが全編アコースティック・ギターのみで演奏し、ブラジリアン・テイストを盛り込んだ人気盤。レコーディングもリオ・デ・ジャネイロ、ニューヨーク、カリフォルニアの3種のリズム・セクションと行い、色彩感、躍動感ともに変化に富んだ楽曲で魅了する。ドン・グルーシンが書いた爽快なメロディが光る"レインボー"、デオダートの作曲によるブルーな"サンワン・サンセット"、マーカス・ミラーのベースが弾ける"リオ・ファンク"など、聴きどころが多い。
アウト・オブ・ザ・シャドウズ＜タワーレコード限定＞
Dave Grusin
80年代初頭のフュージョンの極みともいえるサウンドがいっぱい詰まったデイヴ・グルーシンの充実作。参加メンバーはドン・グルーシン(key)、リー・リトナー(g)、リンカーン・ゴーインズ(b)、スティーヴ・ガッド(ds)、ルーベンス・バッシーニ(per)と豪華な顔ぶれ。デイヴのピアノが躍動し、リー・リトナーのギター・ソロが炸裂する"ラスト・トレイン・トゥ・パラディソ"、発売当時シングルになったエレピのクールなメロディが印象に残る"シー・クッド・ビー・マイン"など、楽曲の完成度も高い。
その声質から「シュガー・ヴォイス」と呼ばれ、"ネクタイ族のアイドル"として一世風靡した阿川泰子の1982年のアルバム。自身としては初のLAレコ―ディングに加え、東京での録音で完成した。クラウディオ・アマラル率いるグループ、ヴィヴァ・ブラジルが全面的にバックアップし、CM曲としてオンエアされた"ミ・アモール"を始め、5曲を提供。この他、渡辺貞夫の演奏でも知られる"フィル・アップ・ザ・ナイト"などを収録。
