若きスイスの女流ヴァイオリニスト、デボラ・マルケッティのデビュー・アルバムの登場です。デビュー盤にして、ここに収録されたすべてロシア作品という意欲的なアルバムで、ストラヴィンスキーやムソルグスキーでは驚異的なテクニックを、ラフマニノフなどでは甘いロマンティシズムぷんぷんの演奏まで、幅広い表現力を持っています。最後に収録した『プロコフィエフのソナタ』ではそれらの集大成のような作品で、彼女の全てをここで表現しているようです。フランチェスコ・ルッジェーリ(1652年クレモナ)のヴァイオリンを使用。また今作では、ウラディーミル・アシュケナージの長男の、ヴォフカ・アシュケナージがサポートし、ロシア音楽を見事に演奏していきます。
デボラ・マルケッティは、スイス生まれ(スイスとイタリアの二重国籍を持つ)。12歳でデビューし、13歳でチューリヒ・コンセルヴァトリウム・アンサンブルと『ヴィヴァルディの四季』で共演。バーゼルでソロ・ヴァイオリニストとしての教育を受け、その後ウィーンでエーリヒ・ヘーバルト(ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスのコンマス、及びモザイクSQの1stヴァイオリン)に学び、ウィーン・ムジークフェラインザールでもコンサートを行いました。更に芸術性を高めるために、スピヴァコフ、パスキエ、シュムエル・アシュケナジにも学びました。2002年にウィーン国際バルトーク賞を受賞し、スイスでの本格的ソロ活動を開始し、聴衆及び新聞などで「テクニックだけでなく、幅広いキャパシティを持つヴァイオリニスト」「汚れなき音色、完全なイントーネションは聴衆を魅了」「それぞれの曲の微妙な違いを全て完璧に弾き分ける素晴らしい感性」と絶賛されています。(ソニーミュージック)
【収録情報】
・ストラヴィンスキー:『ペトルーシュカ』より『ロシアの踊り』
・ストラヴィンスキー:『火の鳥』より『子守歌』
・チャイコフスキー:『ピアノのための2つの小品Op.10』より『ユモレスク』
・ムソルグスキー:歌劇『ソロチンスクの定期市』より『陽気な若者たちのゴパーク』
・パウル・ユオン:『White Nights』~ヴァイオリン協奏曲Op49より第2楽章
・グラズノフ:瞑想曲 Op.32
・ラフマニノフ:ロマンス ニ短調 Op6-1
・ラフマニノフ:ロマンス イ短調
・プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.80
デボラ・マルケッティ(Vn)
ヴォフカ・アシュケナージ(P)
録音時期:2009年3月6~8日
録音場所:スイス放送
ハイブリッドSACD仕様:CD-Stereo / SACD-Stereo / SACD-Multi
・ストラヴィンスキー:『ペトルーシュカ』より『ロシアの踊り』
・ストラヴィンスキー:『火の鳥』より『子守歌』
・チャイコフスキー:『ピアノのための2つの小品Op.10』より『ユモレスク』
・ムソルグスキー:歌劇『ソロチンスクの定期市』より『陽気な若者たちのゴパーク』
・パウル・ユオン:『White Nights』~ヴァイオリン協奏曲Op49より第2楽章
・グラズノフ:瞑想曲 Op.32
・ラフマニノフ:ロマンス ニ短調 Op6-1
・ラフマニノフ:ロマンス イ短調
・プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.80
デボラ・マルケッティ(Vn)
ヴォフカ・アシュケナージ(P)
録音時期:2009年3月6~8日
録音場所:スイス放送
ハイブリッドSACD仕様:CD-Stereo / SACD-Stereo / SACD-Multi