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SACDに特化した偏屈ブログ

アラベラ・美歩・シュタインバッハー

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NIGHTFROG.COM - Arabella Steinbacher plays Ysaye



経 歴 ・ プロフィール  Career & Profile
 「疑いなく、シュタインバッハーのデビュー・コンサートほど、近年、感動的で鮮烈な印象を与えたヴァイオリン演奏はなかった。その演奏の本質は、「自然」であるにもかかわらず、静かな観想に基づく卓越した音楽的美意識を保持している。彼女の奏でる音色には、優雅さと豊かさを兼ね備えている一方で、知性に基づく曲の解釈を窺い知ることも出来る。」(シュトゥットガルト・Zeitung紙).

 アラベラ・美歩・シュタインバッハーは、ドイツ人の父と日本人の母の間に、1981年ミュンヘンに生まれる。3歳でヴァイオリンを始め、幼少期から非凡な才能を発揮。9歳でミュンヘン音楽大学の名教授アナ・チュマチェンコ女史の最年少の生徒となる。チュマチェンコ教授は、いわば原石であった彼女を発掘し、宝石へと磨き上げた。彼女はアラベラ・美歩・シュタインバッハーが、ヴァイオリニストとして、彼女自身の生き方を追求できるように常に心を砕き、幼少のうちから、音楽業界の歯車に、無抵抗に投げいれられるような危険性から守った。そして彼女はその恩恵を十分に享受した。
 アラベラ・美歩・シュタインバッハーは、コロラドのアスペンにおいて、ドロシー・ディレイ教授等によるマスターコースに参加し、パリにおいては巨匠イヴリー・ギトリスに師事する。ギトリスからは、今日に至るまで、多大なる音楽的影響を受ける。
 2000年ハノーヴァーで行われたヨゼフ・ヨアヒム・ヴァイオリン・コンクールで入賞。これにより2001年バイエルン州から奨学金が授与される。また同年アンネ・ゾフィー・ムター財団からも奨学金を授与される。世界的なヴァイオリニストであるアンネ・ゾフィー・ムター自身からも個人的に音楽活動への支援を受け、彼女が使用するベノワ・ロラン の弓は、ムターから個人的に贈与されたものである。
 アラベラ・美歩・シュタインバッハーは様々な出会いに恵まれ、彼女自身のリズムで音楽的成長を遂げてきたので、とても幸運なことに、比較的ヴァイオリニストとしては遅く世に出ることとなった。
 2004年、サー・ネヴィル・マリナーとはチョン・キョンファが、パリでのコンサートをキャンセルした際、マリナー自身からの要請を受け、急遽ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲をフランス国立フィルハーモニック管弦楽団と演奏し大成功を収め、この共演が彼女のパリ・デビューとなった。
 以来ソリストとして、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、サンクト・ペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団バイエルン放送交響楽団バーミンガム交響楽団、ケルン放送交響楽団ミュンヘンフィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団、ベルリン放送交響楽団、フランクフルト放送交響楽団等と共演する。
 彼女の音楽活動の世界各国に及び、英国、フランス、イタリア、ポーランド、ドイツ、スペイン、ロシア、ベルギー、フィンランドノルウェイ、スイス、米国、オーストラリア、日本、中国においてもコンサートを開いている。
 共演指揮者には、ヴァレリーゲルギエフ、ユーリ・テルミカーノフ、アントニオ・パッパーノ、サー・コリン・デーヴィス、サー・ネヴィル・マリナークルト・マズア、ウラジミール・フェドセーエフ、マレク・ヤノフスキ、ネーメ・ヤルヴィサカリ・オラモ、へスス・ロべス=コボス、ワルター・ヴェラー等がいる。
 2007年秋以降には、クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮で、北ドイツ放送交響楽団(NDR)さらにシカゴ交響楽団サカリ・オラモ指揮ウィーン交響楽団、ヤノフスキ指揮スイス・ロマンド管弦楽団、マルク・アルブレヒト指揮スペイン国立交響楽団、マリナー指揮NHK交響楽団アシュケナージ指揮ヨーロッパ・ユース・オーケストラとの共演を予定。
 2004年リリースしたサカリ・オラモ指揮バーミンガム交響楽団とのハチャトリアンの協奏曲を収録したCDは、高い評価を獲得。また2005年、スタインバーグ指揮ミュンヘン放送交響楽団と入れたダリウス・ミヨーのCDは、その年のドイツ人評論家レコーディング賞を受賞した。また最近では、ピアソラ等のラテン作品集を収録したアルバムをリリースし、日本でもレコード芸術等で絶賛された。さらに、ネルソン指揮バイエルン放送交響楽団ショスタコヴィッチの協奏曲集が、リリースされ、ドイツ批評家賞を受賞した。 
 今や、ドイツが生んだ久々の大型ヴァイオリニストとして、ヨーロッパで大きな注目を集めている。
 使用楽器は、日本音楽財団より貸与された1716年製ストラディヴァリウス「BOOTH」という名器である。

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