VIVA!SACD

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SACDに特化した偏屈ブログ

ウォーレン・バーンハート「So Real」

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1 Autumn Leaves (07:36)
2 Never Let Me Go (08:11)
3 Brigas Nunca Mais (04:36)
4 Somewhere (07:21)
5 I Mean You (05:48)
6 On the Lake (06:13)
7 Don't Explain (05:40)
8 I Should Care (05:12)
9 So Real (05:54)


2001 SACD/CD HYBRID ステレオ/マルチch DSDレコーディング

本格的クラシックピアニストとしてスタートし、ビル・エヴァンスに傾倒してジャズ・ピアニストに転向。元ステップス・アヘッドの3代目ピアニストとしても知られ、スティーリー・ダンのツアーにも参加していた
ウォーレン・バーンハート(p)
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マイケル・ブレッカーバンド、ボブ・ミンッアー、トゥートゥー・シールマンス、マイケル・フランクス、ステーブ・キューン等のレコーディング他300以上のアルバムに参加。
ジョー・サンプルバンドには1992年~2006年に渡り活動で知られている。コンポーザーとしても数々のアワードを残しており、またジャズ以外のジャンルでもチャカ・カーンフランク・ザッパトム・ウェイツ、1997年のグラミー賞受賞したセリーヌ・ディオンのアルバムにも参加している
ジェイ・アンダーソン(b)
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ウェザーリポートでジャコ・パストリアスと革新的なリズムパートを作り上げ、ステップス・アヘッド、スティーリーダンのツアー帯同などウォーレンと長い付き合いの
ピーター・アースキン(ds)
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によるピアノトリオ作。
優秀録音・高音質レーベルで名高いDMPからの1枚で、2ch&6chのDSD録音。エンジニアはTOM JUNG at ambient recording mixは真空管を使用している


バーンハートとアースキンのオリジナルを1曲ずつと「枯葉」をはじめスタンダードの選曲。
奇をてらわないオーソドックスな演奏で、その演奏もさすがに達者で安心して聴き入る事が出来る。
録音も素晴らしく、内ジャケに演奏風景が載っているのですが聴いて浮かんだ情景がそこにあります。
タイトルにもあるように「リアル」です

マルチchも収録で、こちらも奇をてらったものではなく、自然に音場の拡がりが楽しめます。よりリアルな印象があります。マルチchの利点である「表現力」が豊かです。マルチは安価なシステムでもこと表現能力にかけては2chを凌駕しえます。こういう優秀なマルチを聴いてほしいですね

アクが強くないのでインパクトは人によっては薄いかもしれませんが、私はふとした時に手に取ってしまうお気に入りアルバムです。
次作「アメリアズ・ソング」もSACDで出ており大変評判が良いのですが、現在高値が付いております。
DMPレーベルは06年よりSACDはおろかCDのリリースも無くHPの更新も止まったままですので、現在は活動停止かもしれません。となると在庫のみですので、まだ安価なうちにこのアルバムのゲットをお薦めします


パフォーマンス  ★★★★
音質       ★★★★☆
サラウンド    ★★★★★
お気に入り度   ★★★★
お薦め度     ★★★★☆
総合評価:88
:ドンチャカ系ではないので、クラシック好きの方にも、リラックスして良い演奏、良い音に浸りたい方にお勧めです。秋晴れの日や春の麗らかな一日にソファでくつろぎながら聴くにぴったりだと思います