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SACDに特化した偏屈ブログ

ハンク・ジョーンズ、ラスト・レコーディング

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2010年5月16日、91歳で天国に召された偉大なるピアニスト、ハンク・ジョーンズ。彼が率いるザ・グレイト・ジャズ・トリオの最後のアルバムです。亡くなる約3ヶ月のレコーディングながら、益々冴え渡るパワフルな演奏はまさにミラクルと言えます。

東京Blue Note公演の最終日に飛び入りしたロイ・ハーグローブが急遽レコーディングに参加。そしてロン・カーターの愛弟子である27歳のベーシスト、デヴィッド・ウォンと、デューク・エリントン楽団などで演奏経験を積んできたドラマーであるリー・ピアソンの強力なトリオ編成に、ホレス・シルヴァーとも共演してきた期待のテナー奏者レイモンド・マクモーリンが巨匠を支えます。更にハンク・ジョーンズのピアノソロも収録されており、非常に充実した聴きごたえのあるラスト・レコーディング作品となりました。

Hank Jones : piano
David Wong : bass
Lee Pearson : drums
Roy Hargrove : trumpet (M1.M6)
Raymond Mcmorrin : tenor saxophone (M3.M10)

2010年2月24日 東京・Sony Music Studios 録音
 
 
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もう新作は聴けないのか・・そう思って、この情報も最初は「かき集めてきた音源か・・」と思っていたら、なんと完全新録!来日時にレコーディングしていたのですね。これはハンクからの嬉しい置き土産でしょう。
ジミー・コブ・クァルテットで良いトランペッターだなぁ~と思っていたロイ・ハーグローヴの参加も嬉しい。