VIVA!SACD

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SACDに特化した偏屈ブログ

ジェレミー・モンテイロ: A Song For You Karen

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 1. A Song For You
2. When I fall in Love
3. This Masayerade
4. Love Only Just Begun
5. Top of the World
6. For All We Know
7. Rainy days and Mondays
8. There's A Kind of Hush
9. All You get from Love is a Love Song
10. I Don't Last a day without You
11. Close to You
12. Yesterday Once More
13. A Song for You  (Instrumental reprise)
 
2003 SACD/CD HYBRID  STEREO
 
ジャズ・ピアニスト、ジェレミーモンテイロによるカーペンターズ・カヴァー集。
カーペンターズSACDベスト盤SACDユーザー必携の極上盤として名高いですが、これもまた極上。
カーペンターズのカヴァーは溢れかえるほどありますが、まんまコピーでも無い、またジャズにありがちなアレンジしすぎでも無い、カーペンターズの世界観をしっかりと残しつつジャズ・アレンジでしっとり聴かせるものとなっており、カーペンターズ・ファン、ジャズ・ファン共に満足度が高い作品。
 
ポール・マーティン(b)、ティム・デイビス(ds)、エリック・シュナイダー(sax)に加えゲスト・ヴォーカルで高音質ファンにはお馴染みジャシンタ、TWO for BRAZILが参加。
 
1、3、6、10でジャシンタが、8ではTWO for BRAZILのヴォーカルが入る以外はインスト。
しかし、タイトルに「A Song For You Karen」とあるように、インストにおいても歌っていますね。原曲のメロディが素晴らしく、それをあえて崩さないアレンジで、ヴォーカルの有無に関係なく「歌」が聴けるように思います。
もちろんヴォーカル・ナンバーにおいても、ご存知の方には期待通りのジャシンタのパフォーマンスです。素晴らしいです。
 
ほんとに良い曲ばかりだな~とシミジミ浸れるあっと言う間の70分強です。
 
そして高音質ファンを唸らせるであろう極上録音も期待通り。
 
FIM(first IMPRESSION MUSIC)というレーベル名を聞いただけで御分かりいただける方も多いかと思います。
 
エグゼクティヴ・プロデューサーはウィンストン・マ、レコーディング・エンジニアはジム・アンダーソン
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マスタリング・エンジニアはジムと、グレッグ・カルビ
 
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 レコーディングはダイレクトLIVE DSDとアナログで、mixはDSDで行われている。
 
大きなレーベルではないため、店頭で見かけるのは至難の業でしょうし、価格は高めですが、手に入るだけでも良しとしたい一品