1. マイ・フェイヴァリット・シングス
2. マスカレード
3. スピニング・ホイール
4. レフト・アローン
5. ソー・ホワット
6. いそしぎ
7. ベサメ・ムーチョ
8. サマータイム
9. メモリーズ・オブ・トゥモロウ
10. さくらガーデン
11. アイ・ビリーヴ・イン・ユー
2. マスカレード
3. スピニング・ホイール
4. レフト・アローン
5. ソー・ホワット
6. いそしぎ
7. ベサメ・ムーチョ
8. サマータイム
9. メモリーズ・オブ・トゥモロウ
10. さくらガーデン
11. アイ・ビリーヴ・イン・ユー
1958年福岡生まれNY在住、ポール・マッカートニー、ピーター・ガブリエル、シンディ・ローパー、チャカ・カーン、セルジオ・メンデス、ジョー・サンプル、ジョー・チェンバース、錚々たる海外アーティストから今陽子、相田翔子、石丸幹二、ケイコリー、福山雅治、といった日本のポップ・ジャズ・アーティストとの共演、プロデュースを手掛けるギタリスト吉田次郎
神戸生まれ、日野皓正グループの参加からジョニー・グリフィン、ビリー・コブハム、チャック・マンジョーネとの共演、平井堅、八代亜紀、土岐麻子などポップスの音楽プロデュースやアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」でも有名なワールドワイドに活躍する
ピアニスト、クリヤマコト
そんなミュージシャンズ・ミュージシャンの二人と
フィリピン・マニラ生まれで15歳でプロ・デビュー、19歳で来日し、数々のヒット曲を持つシンガー、マリーン
のスーパー・バンド、THREESOMEの1stアルバム。
神戸生まれ、日野皓正グループの参加からジョニー・グリフィン、ビリー・コブハム、チャック・マンジョーネとの共演、平井堅、八代亜紀、土岐麻子などポップスの音楽プロデュースやアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」でも有名なワールドワイドに活躍する
ピアニスト、クリヤマコト
そんなミュージシャンズ・ミュージシャンの二人と
フィリピン・マニラ生まれで15歳でプロ・デビュー、19歳で来日し、数々のヒット曲を持つシンガー、マリーン
のスーパー・バンド、THREESOMEの1stアルバム。
SONY MUSIC STUDIO TOKYO にて編集ナシのDSDダイレクト録音シリーズの2作目でもある本作。譜面もない、即興アレンジのアイコンタクトでの演奏で、しかも編集ナシのDSD、緊張感と勢い、生々しいにも程がある。
演奏テクニックは勿論、作曲、編曲、プロデュース能力に長けた二人がしっかりとオケを形成しているからこそ、しかしそれに難なく乗れるマリーンの技量。
ベースレス、ドラムレスで物足りないのでは?という疑念も、吉田とクリヤが交互に繰り出すリズム感、パーカッシブな演奏はそれを忘れさせる。むしろ演奏が二人とシンガー一人の少なさが、音響に優れたスタジオの空気感を出して、DSDの良さを出している。
曲はスタンダードナンバーと10、11がオリジナルナンバーでの構成。
ハイライトは第23回日本プロ音楽録音賞のクラシック/ジャズ/フュージョン部門で最優秀賞を受賞した8「サマータイム」。アップテンポで熱い演奏。
5(言わずと知れたマイルス・デイビスの名盤「Kind of Blue」からの超名曲)、9(キース・ジャレット「ケルン・コンサート」のラスト曲)のインストナンバーがとにかくカッコいい。吉田次郎のギターには説得力がある。凄腕テクニシャンだが、これ見よがしでなく心地よく、勿論テクニック的にも凄い事をやってる。サラッとやるスマートさに痺れる。
10はクリヤマコト作曲のインストでピアノ独奏。タイトル通り和風の雅といった感じの曲で初めて聴いてもどこか懐かしさを感じさせる。8からのこの曲の流れがとにかく美しい。「アコーステック・ウェザーリポート」にもオリジナル曲が収録されていたが、それもカッコよく、作曲家としても素晴らしい。
11は吉田とマリーンの共作で、このアルバムの中では異質でボーナストラック的ではあるものの、これもまた良い。渡嘉敷祐一(ds)とジミー・リチャーズ(b)が参加。吉田はこの曲のみエレクトリック・ギターもプレイ。コーラスにスティーヴィー・ワンダーの音楽監督も務めるシンガーソングライターのマーロン・サンダース、テナー&バストロンボーンに本作プロデューサーの杉田元一。アルバムを締める華やかさがいい。超絶技巧と超絶高音質録音の快作。
2015年Sony Music乃木坂スタジオ収録。プロデュースはTHREESOMEとSONYの杉田元一。SONOMAによるDSD録音でレコーディングエンジニアは鈴木浩二。
元の録音が良いのでCDでも良い音ですが、やはりSACDだと更に楽しめる。3人のファンが購入が主でしょうが、是非ともSACDでも聴いて貰いたい。良い録音の作品はもっと良い音で聴きたいという欲求を膨らませる。ハイレゾという言葉が一般化してきたからこそ、相応しい録音で出すという流れが出てきたのが嬉しい。SACDもハイレゾも音が良くなる魔法ではなく、元の録音が重要だという認識が広がって欲しいものです。
演奏テクニックは勿論、作曲、編曲、プロデュース能力に長けた二人がしっかりとオケを形成しているからこそ、しかしそれに難なく乗れるマリーンの技量。
ベースレス、ドラムレスで物足りないのでは?という疑念も、吉田とクリヤが交互に繰り出すリズム感、パーカッシブな演奏はそれを忘れさせる。むしろ演奏が二人とシンガー一人の少なさが、音響に優れたスタジオの空気感を出して、DSDの良さを出している。
曲はスタンダードナンバーと10、11がオリジナルナンバーでの構成。
ハイライトは第23回日本プロ音楽録音賞のクラシック/ジャズ/フュージョン部門で最優秀賞を受賞した8「サマータイム」。アップテンポで熱い演奏。
5(言わずと知れたマイルス・デイビスの名盤「Kind of Blue」からの超名曲)、9(キース・ジャレット「ケルン・コンサート」のラスト曲)のインストナンバーがとにかくカッコいい。吉田次郎のギターには説得力がある。凄腕テクニシャンだが、これ見よがしでなく心地よく、勿論テクニック的にも凄い事をやってる。サラッとやるスマートさに痺れる。
10はクリヤマコト作曲のインストでピアノ独奏。タイトル通り和風の雅といった感じの曲で初めて聴いてもどこか懐かしさを感じさせる。8からのこの曲の流れがとにかく美しい。「アコーステック・ウェザーリポート」にもオリジナル曲が収録されていたが、それもカッコよく、作曲家としても素晴らしい。
11は吉田とマリーンの共作で、このアルバムの中では異質でボーナストラック的ではあるものの、これもまた良い。渡嘉敷祐一(ds)とジミー・リチャーズ(b)が参加。吉田はこの曲のみエレクトリック・ギターもプレイ。コーラスにスティーヴィー・ワンダーの音楽監督も務めるシンガーソングライターのマーロン・サンダース、テナー&バストロンボーンに本作プロデューサーの杉田元一。アルバムを締める華やかさがいい。超絶技巧と超絶高音質録音の快作。
2015年Sony Music乃木坂スタジオ収録。プロデュースはTHREESOMEとSONYの杉田元一。SONOMAによるDSD録音でレコーディングエンジニアは鈴木浩二。
元の録音が良いのでCDでも良い音ですが、やはりSACDだと更に楽しめる。3人のファンが購入が主でしょうが、是非ともSACDでも聴いて貰いたい。良い録音の作品はもっと良い音で聴きたいという欲求を膨らませる。ハイレゾという言葉が一般化してきたからこそ、相応しい録音で出すという流れが出てきたのが嬉しい。SACDもハイレゾも音が良くなる魔法ではなく、元の録音が重要だという認識が広がって欲しいものです。