VIVA!SACD

VIVA!SACD

SACDに特化した偏屈ブログ

ラーフ・ヘッケマによる6種のサックスで吹き分けた驚異のバッハ無伴奏チェロ組曲

Bach, J.S.: Suites Bwv 1007

J.S.バッハ無伴奏チェロ組曲サクソフォン版) ラーフ・ヘッケマ


脅威のテクニックを誇るオランダのサックス奏者、ラーフ・ヘッケマの「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ」に続く「無伴奏チェロ組曲」です。
 
 
バッハの無伴奏チェロ組曲全曲、サクソフォン版!しかも6曲それぞれを別々のサクソフォンで演奏。ソプラノ、テナー、アルトの他、C管サックスも登場します。
ラーフ・ヘッケマは過去にバッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータのサックス版(CC-72648)をリリースし管楽器ファンの度肝を抜いた、オランダの誇る超絶名手。今作も凄まじい完成度です。個々の楽曲の持ち味を生かすべく使用楽器を選び、マウスピースにもこだわり、調性は逆に原曲そのままではなく移調することにより楽器のパフォーマンスを最大化。重音をアルペジオでカバー、単旋律に秘められたポリフォニーを鮮やかに具現化し、音楽的なルバートで曲に立体感を与えます。単なる編曲ではない、芸術的な高みに到達した新しいバッハの無伴奏作品と言える内容です。
(キングインターナショナル)
【曲目】
J.S.バッハ無伴奏チェロ組曲 BWV1007-1012(サクソフォン版)
【演奏】
ラーフ・ヘッケマ(サクソフォン
【録音】
2017年10月11-15日
 

Bach, J.S.: Partitas for Saxop

J.S.バッハ無伴奏ヴァイオリンのためのパルティー