SACDハイブリッド盤。2019年に開催された16回チャイコフスキー国際コンクールで優勝を果たしたアレクサンドル・カントロフ。本選ではチャイコフスキーのピアノ協奏曲第2番を演奏し、有名な第1番を上回る高度なテクニックを要する難曲をコンクールの場で見事に披露したことでも話題となりました。
そんなアレクサンドル・カントロフの才能に惚れ込んだBISレーベルの社長バール氏は、カントロフが10代より録音を行っており、既に4枚のディスクをリリースしております。期待の新録音はコンクールを挟んだ2019年9月(フランス)と2020年1月(フィンランド)にそれぞれセッションにて収録しました。
当アルバムではブラームスのラプソディ第1番、ピアノ・ソナタ第2番、バルトークのラプソディ、そしてリストのハンガリー狂詩曲第11番を録音しました。彼が最も得意とするブラームス、リストでは20代にしてこの深みはやはり大物であることを証明しているかのような出来。また、バルトークも感性豊かに演奏しております。「若きスター」カントロフの今を知れる充実のアルバムが完成しました!
ジャン・ジャック・カントロフの子息で1997年生まれのアレクサンドルは父親譲りの才能の持ち主。16歳のときにはナントおよびワルシャワでのラ・フォルジュルネでシンフォニア・ヴァルソヴィアと共演し、ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲を披露。抜群のテクニックと情感豊かな演奏で聴衆を熱狂させました。
BISレーベルからこれまでにリストのピアノ協奏曲(BIS SA2100)、ロシアの作曲家に焦点を当てた(KKC 5775 / BIS SA 2150)、サン=サーンスのピアノ協奏曲第3-5番(BIS SA 2300)、ホセ・セレブリエールの作品集(BIS SA 2423)を発売しております。
キングインターナショナル【曲目】
(1)ブラームス:ラプソディ第1番 ロ短調 Op.79-1
(2)ブラームス:ピアノ・ソナタ第2番 嬰ヘ短調 Op.2
(3)バルトーク:ラプソディ Op.1
(4)リスト:ハンガリー狂詩曲第11番【演奏】
アレクサンドル・カントロフ(ピアノ/Steinway D)【録音】
セッション録音:
(3)(4)2019年9月/ルイヴィトン美術館(フォンダシオン ルイ・ヴィトン)、
(1)(2)2020年1月/タピオラ・コンサート・ホール
プロデューサー&サウンド・エンジニア:イェンス・ブラウン(Take5 Music Production)
サン=サーンス: ピアノ協奏曲第3-5番
アレクサンドル・カントロフ 、 ジャン=ジャック・カントロフ 、 タピオラ・シンフォニエッタ
ロシアン・アルバム - アレクサンドル・カントロフ
リスト: ピアノ協奏曲第1番、第2番、呪い~ピアノと管弦楽のための協奏曲 S.121
アレクサンドル・カントロフ 、 ジャン=ジャック・カントロフ 、 タピオラ・シンフォニエッタ