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SACDに特化した偏屈ブログ

小川典子によるサティのピアノ独奏曲全曲録音の第4弾はバレエ音楽! 1890年製エラールによる演奏で当時の響きを追求

サティ: ピアノ独奏曲全曲録音第4集「ルラーシュ - シネマ」
小川典子

タワーレコード

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SACDハイブリッド盤。BISレーベルを代表する世界的ピアニスト小川典子。2015年の歿後90年を記念して始動したサティのピアノ独奏曲全曲録音でも高い評価を得ております。当アルバム第4集は「ルラーシュ-シネマ」です。
19世紀末から20世紀初頭のフランスで活躍したサティ。10代のときパリ音楽院で学ぶも馴染めず、自由な発想の芸術家が集うモンマルトルで作曲活動を行いました。1905年には作曲法を学び直すためにスコラカントルムでダンディに師事。作曲家としての知名度が上がるにつれ、ジャン・コクトーピカソといった著名な芸術家たちから注目され親交を深めていきました。やがて独自の世界を作り出し標題の風刺性とともに、何ものにもとらわれない純粋な音楽的感性の奔放な表現を追求していきました。
当アルバムではギリシャ神話のヘルメスを題材にした「メルキュール(ヘルメス)」、消防士、霊柩車、そのほか群像の登場する「ルラーシュ(本日休演)」を収録。サティのバレエ音楽小川典子が見事に演奏しております!
2018年8月にかけて行われた当録音は現在特任教授を務める東京音楽大学のスタジオにおけるセッション。使用楽器は1890年製エラールピアノで、ちょうどサティがピアノ曲の多くを次々に作曲した同時代の楽器で演奏しております。当時の響きを追求した小川典子渾身の録音です。
キングインターナショナル

【曲目】
エリック・サティ(1866-1925):
バレエ音楽「メルキュール」(1924)
風変わりな美女(1920)[ピアノ・ソロ版]
操り人形は踊っている(1913)
操り人形は踊っている(1913)[初稿版]
蝿氏の死への前奏曲(1913)
びっくり箱(1899)
バレエ音楽「ルラーシュ(本日休演)」(1924)
シネマ(1924)

【演奏】
小川典子(ピアノ/エラール1890年)

【録音】
セッション録音
2018年8月
東京音楽大学、Jスタジオ

プロデューサー&サウンド・エンジニア:
マリオン・シュヴェーベル(Take5 Music Production)

 

 

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