20世紀傑作選4ストラヴィンスキー:春の祭典
パーヴォ・ヤルヴィ 、 NHK交響楽団
20世紀最大の作曲家であり、生涯にわたってその作風をカメレオンのように変化させたストラヴィンスキー。2020年発売の新古典主義時代の代表作をおさめた第1弾に続く、パーヴォ・ヤルヴィとN響によるストラヴィンスキー・アルバム第2弾は、代表作「春の祭典」を中心に、ロシア/パリ~ディアギレフ時代の先進的な意欲作を網羅。ムソルグスキーや師R=コルサコフの影響から脱し、短期間のうちに自己の個性的な音楽語法を確立させていく若き作曲家の革新が音に刻み込まれています。
「音楽の進む道を変革した最大の問題作が『春の祭典』。先史時代の音絵巻とも言うべきこの作品の聴く者を圧倒するようなバーバリックな持ち味を現実の音にするには、N響の持つ精緻・明晰さ、そして、信じがたいほどのパワフルさが必要です」と自信に溢れたパーヴォ・ヤルヴィの言葉を裏付ける、一世一代の凄絶な名演奏が誕生しました。1908年に書かれながら2017年になってようやく蘇演された「葬送の歌」はN響による初演奏。ヤルヴィにとっても、シンシナティ交響楽団時代にテラーク・レーベルに録音していた「春の祭典」以外は初録音です。SA-CDハイブリッド DSDレコーデイング。
(ソニーミュージック)※ 上記ソニーのインフォにはヤルヴィにとって、当CDの曲目が「春の祭典」以外は初録音、とありますが、2002年にシンシナティ交響楽団と「ロシア風スケルツォ」を録音していましたので、初録音は「花火」「幻想的スケルツォ」「葬送の歌」の3曲となります。
(タワーレコード)収録曲/曲順未定
ストラヴィンスキー
1 幻想曲「花火」作品4
2 幻想的スケルツォ 作品3
3 ロシア風スケルツォ
4 葬送の歌 作品5バレエ音楽「春の祭典」
第1部 大地への讃仰
5 序奏
6 春のきざしと若い娘たちの踊り
7 誘惑の遊戯
8 春のロンド
9 競い合う部族の遊戯
10 賢者の行進
11 賢者
12 大地の踊り
第2部 いけにえ
13 序奏
14 乙女たちの神秘な集い
15 選ばれた者の讃美
16 祖先の霊への呼びかけ
17 祖先の儀式
18 いけにえの踊り~選ばれた乙女[録音]2019年2月20日&21日 サントリーホールにおけるNHK交響楽団第1908回定期公演(Bプログラム)でのライヴ・レコーディング DSDレコーディング