■2015年9月にN響首席指揮者に就任して以来、パーヴォ・ヤルヴィはN響の持つドイツ音楽演奏の伝統と高い機能性を生かせるレパートリーを中心に幅広い作品を取り上げてきました。その中で異彩を放っているのが武満徹の作品で、当アルバムは2016~18年にかけて3つのプログラムで演奏された5曲の作品を1枚にコンパイル。ヤルヴィ自身が実現を鶴首していたアルバムで、彼にとって初の日本人作曲家のレコーディングとなります。N響の武満アルバムもほぼ35年ぶりの登場となります。■アルバムは初期の「弦楽のためのレクイエム」を除き、1980~90年代の作品で構成。殊に自国の同時代作曲家を積極的に取り上げてきたヤルヴィが、その独自の感性で捉えた武満徹感が披露されています。なお「弦楽のためのレクイエム」は、この演奏の直後に実施されたヤルヴィ+N響の初のヨーロッパ・ツアーでも取り上げられ絶賛を受けました。また2曲はヴァイオリン独奏のための協奏曲的作品で、ソロをつとめるのはヤルヴィとの共演歴も長い、日本を代表する人気ヴァイオリニスト、諏訪内晶子です
【収録情報】(曲順未定)
武満 徹:
1. 弦楽のためのレクィエム(1957)
2. ノスタルジア~アンドレイ・タルコフスキーの追憶に~(1987)
3. ハウ・スロー・ザ・ウィンド(1991)
4. 遠い呼び声の彼方へ!(1980)
5. ア・ウェイ・ア・ローンII(1981)諏訪内晶子(ヴァイオリン:2,4)
NHK交響楽団
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)ライヴ/DSD録音
2017年2月22,23日、横浜みなとみらいホール「N響横浜スペシャル」(1)
2018年2月21,22日、サントリーホール、NHK交響楽団第1881回定期公演 Bプログラム(2,4)
2016年9月14,15日、サントリーホール、NHK交響楽団第1841回定期公演 Bプログラム(3,5)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO