VIVA!SACD

VIVA!SACD

SACD (Super Audio CD) is a high-resolution audio disc format developed by Sony and Philips. Utilizing the Direct Stream Digital (DSD) file format, SACD provides for more accurate sound reproduction than the PCM used in the current CD format.

ポップ、ロックにSACDは必要か?

SACDと言えば音質に拘るオーディオマニアのもので

クラシックやジャズが主で、そもそもポップ、ロックはわざわざ高音質で聴く必要が無い
SACDにする意味が無い


そういう意見やそういうイメージを持っている方は少なからず居るようですね


私の返答は【否】


まず、私がオーディオマニアではない(笑い)

音楽が一番大事であって、私にとってオーディオは二の次なんです。
ただ、素晴らしい曲、アルバムに、素晴らしい録音に出会うと

もっとミュージシャンの表現を伝えたい意志を聴いてみたい、エンジニアの仕事をもっと体感したい

という衝動にかられるのでその時必要に応じてオーディオを強化したりするわけで、またアーティスト(ミュージシャン・エンジニア)の伝えたい表現を感じるにはSACDが一番良いというわけです。なぜSACDがいいのかと言うと16bit44.1khzではカットされてしまう情報を詰め込める大きな器だからという単純なものです。
現在CDでも技術が上がって音質はかなり向上してます。小さな器にも詰め込める様になってきましたしね。でも私は【神はディテールに宿る】と思っているので、CD技術の向上が逆にその神の居場所を無くしていると感じているので・・ただ表面的な音質では分かりにくい事かも知れませんけどね
器が小さく無理やり盛り付けた(一部こぼれる)チャーハンと余裕のある器に余裕をもって綺麗に盛り付けたチャーハン。
どちらも同じチャーハンですが詰め込む際に米が潰れてしまっているのと、パラパラでふっくらとした米の状態の違い
みたいなもんですかね。例え悪い??(笑い)

当然良い音というのも。やはり良い音で聴いた方が感動も倍増すると感じています
SACDDSDはCDのPCMに比べより生に近く、ミュージシャンの表現、プレイを限りなくそのままに近い形で届けてくれるというのも支持する理由のひとつですね

それにオーディオにお金をかけるなら、【悪いものを良くする】より【良いものをより良くする】方がいいなぁ~という、なんだかケチなのか?な思考です・・


前置きが異常に長くなりましたが・・

ポップやロックはSACDに必要か?必要です(断言)

しかし、私はクラシックやジャズとは聴き方が違います。求めているものが違うと言っていいでしょうか。
ポップやロックはエンターテイメントの要素が強いと考えてますので
SACDでそのエンターテイメント感がより迫力あるものになる、マルチchで表現方法の拡大も大きいです
ステレオではどうしても表現しきれなかった、カットせざるをえなかったアイデアが詰め込める。再発で過去の名盤を高音質で聴かせるというのも嬉しいのですが
むしろ未来志向で、これまでにない新しい音楽を生み出せる可能性を支持しているわけです

現在はもうアイデアの枯渇、過去の名曲のパクリでしかヒット曲は生み出せない

などという意見もチラホラ・・たしかに限られた中ででは完全なオリジナルを生み出すのは限界かもしれません

それを打破する可能性をSACDには感じているんですね。しかし、マーケティングやコンセプトの甘さからか音質やデータ情報ばかりが先行する現状は悲しいです

しかし

地味ながらも最近リリースされているSACDには面白い試みがされています
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鈴木慶一「ヘイト船長とラヴ航海士」
ではCDとSACDステレオ、SACDマルチchが収録され、マルチはもちろんですがCDとSACDのステレオでもミックスも音も全然違うんです。単純なフォーマットの違いの聴き比べでは無く、まったく別もので味わいの違い、表現方法の違いを聴き比べる。実に面白い。さらにアナログLPモノラルでも発売され、4つの違いでアルバムの世界観を満喫できる趣向になってるんですね
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フェンス・オブ・ディフェンス「挑戦進化」
でもCDとSACDのミックスは全然違いました。CDではPCMの力強い押し出し感を生かしたロック色の強いミックス、SACDでは大きな器を生かしたより多くの情報量で宇宙的な広大な世界観を演出したミックスになっていました。1枚で2度美味しい贅沢なアルバムでしたね。普通なら「リミックス」とかで別々にリリースされている様なものが1枚で、もちろん1枚の値段なんですから

こういった試みは最大限に支持したいです

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藤原道山×冨田勲「響」
でも流石は世界の冨田のアクティヴサラウンドには感動でした。曲良し演奏良しの名盤。
新日本紀行」も良かった。美しき日本、暖かな日本が詰まった感動作でした


再発ものでも先日発売された

マーヴィン・ゲイ、フォガット、ザ・バンドやドゥービーブラザース、リッキー・リー・ジョーンズなんてもう素晴らしかったです。
SACDにはロックは不要とする意見には??としか思えなかったですね


あ、明日は鈴木慶一「シーシック・セイラーズ登場」の発売日ですね
今度はどんな試みがされているのか楽しみです
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ポップ・ロックを盛り上げて『SACDはオーディオマニアだけのもんじゃないぞ!』とアピールしていきたいもんです
もちろんクラシックやジャズもこれまで以上に盛り上げて、もっとオーディオマニアにも支持してもらいたいものです