VIVA!SACD

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SACDに特化した偏屈ブログ

コソボ出身のギタリスト、ペトリト・チェクが凄い

スペインのギタリストRicardo Gallenという方が立ち上げえたレーベルEUDORA
現時点で最高のビットレートであるDSD256(11.2MHz, 1bit)で録音したアルバムをリリースしています。
今回入手したのは、ペトリト・チェクというコソボ出身のギタリスト(アメリカのパークニング国際ギター・コンクールや、イタリアのピッタルーガ国際クラシック・ギター・コンクールなどでの華々しい優勝歴を誇る)による
バッハ:無伴奏チェロ組曲(ギター独奏)

Bach, J.S.: the Cello Suites

 
前から気になっていたんですが、注文を躊躇してたら、Amazonではとんでもない値段になっており・・(投稿時は2万円超)
慌ててタワーレコードに注文。一か月以上待たされ、もう無理かと思ってた矢先に入荷!!
にも取り扱いありました!
 
私にとって一番好きな曲でもあるんですが、ギター版はどうかな~と思ってたのが躊躇してた理由なんですが、
ペトリト・チェクのプレイは素晴らしい。これまでチェロやヴィオロンチェロ・ダ・スパッラによる演奏しか聴いてませんでしたが、また違う角度からこの曲を聴く事で余計に好きになりそうです。バッハの偉大さと、この曲の宇宙の如き壮大さを再確認させられる思いです。
録音も高音質です。ハイビットレートも勿論でしょうが、技術あっての事でしょう。このレーベルの他のアルバムも聴きたいですし、もっと沢山リリースして貰いたい。
 
 
これまで、音楽に真摯に、良い音楽を良い録音でより良いフォーマットで、といった優良レーベルの消滅を何件か見ているだけに、こんなレーベルは本当に応援したい。
20数年前某大手レコード会社の就職面接に行った私の友人(音楽マニア)、『音楽が好きな人はいらない。音楽を売れる人が欲しい』と言われ不採用だったらしいです。音楽が好きな人が音楽を作り、売り、売れていかないと本当にダメになるんだろうなと思います…
ま、あまり売れる類いの物じゃないですが(^^; 
二枚組SACD Hybrid サラウンド収録で3千円以下ですのでお買得かと思います