録音形式: DSD 256
ロンドン交響楽団とのメンデルスゾーン:交響曲ツィクルスが大成功を収めたガーディナー。今度はシューマンの全曲プロジェクトがスタートします。
ARCHIVでのオルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティークとの全集録音が1997年でしたので、実に20年以上の時を経ての録音となります。第4番は、1841年のオリジナル版の方が、1851年改訂版よりものびのびしていて、器楽の織りなす色彩もより透明感があり明るいとして、1841年を採用しています。LSOの管楽器の巧みな節回しや抜群のアンサンブルが光る演奏となっています。1845年に書かれた第2 番の終楽章、1844年の危機を支えてくれたクララ・シューマンへの高らかな感謝状のような長大なクレッシェンドもガーディナーが巧みにコントロール、LSOの面々も見事に応えており感動的です。
ライナーノートの中ではガーディナーがシューマンの交響曲について語っており、こちらも興味深いものがあります。
(キングインターナショナル)【曲目】
シューマン:
序曲『ゲノフェーファ』Op.81
交響曲第4番 ニ短調 Op.120(1841年オリジナル版)*
交響曲第2番 ハ長調 Op.61(1845)【演奏】
サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
ロンドン交響楽団【録音】
2018年3月12日、3月16日(*)、バービカン、ロンドンMastering Engineer:
Jonathan Stokes
Producer:
Nicholas Parker
Recording Engineer:
Neil Hutchinson
Recording Location:
Recorded Live in DSD 256fs at the Barbican, London on March 11 and March 15, 2018
Recording Software:
Pyramix, Merging Technologies
Recording Type & Bit Rate:
DSD 256
Sir John Eliot Gardiner's Schumann cycle on LSO Live