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ワルター全ステレオ録音SA-CDハイブリッド・エディション第4弾~ブラームス:交響曲全集・管弦楽曲・協奏曲・声楽曲集

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ブラームス:交響曲全集・管弦楽曲・協奏曲・声楽曲集 [5SACD Hybrid+CD]<完全生産限定盤> ブルーノ・ワルター 、 コロンビア交響楽団

タワーレコード

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ブルーノ・ワルター(1876-1961)がその晩年である1957年~61年にかけて残したステレオ録音は、この20世紀最大の巨匠指揮者による膨大なディスコグラフィの中でも最重要の演奏であり、その長い音楽活動のさまざまな経験と深い洞察とが結実した、文字通り録音の「世界遺産」ともいうべき名盤ぞろいです。

全ステレオ録音を作曲家別に体系的にリイッシューするワルター初の本格的ハイブリッド商品である当シリーズは、オリジナル・アナログ・3トラック・マスターから1998年以来21年ぶりに新規リミックス&リマスターを行ない、オリジナル・マスターに刻まれた個性的なサウンドそのままに蘇らせます。第4弾はブラームス作品集で、交響曲4曲、大学祝典と悲劇的序曲、ハイドン変奏曲、フランチェスカッティ/フルニエとの二重協奏曲、声楽曲2曲のほか、イストミンとのシューマンのピアノ協奏曲をカップリング。DISC6にはニューヨーク・フィルとのリハーサル風景、1960年6月にウィーンを訪れた際に収録されたドイツ語の語り(日本未発売)ほかを収録しています。

ステレオ録音のリマスター
今回のリマスターに当たっては、ペンシルヴァニア州の山中にある広大なテープ・アーカイヴで厳重な温度・湿度管理のもと保管されているオリジナル・アナログ・3トラック・マスターの現物をすべてニューヨークの私のスタジオに取り寄せ、極めてデリケートなアナログ・テープを丁寧に修復した上で、最適の条件で慎重にプレイバックして音採りし、ステレオへのリミックスを新たに行いました。CD最初期のジョン・マックルーアが携わった伝説的なリマスターCD以来、CD時代には少なくとも2回は新たなリマスターが行われてきましたが、初出LPも含め、高域やセンターチャンネル(主に木管パートを収録)を強調したリミックスがされており、低域の薄い明るいサウンドワルター=コロンビア響の特徴として認識されることになりました。しかし実際にマスターに収録されているのは、重心の低い落ち着いたサウンドで、ワルターが志向したヨーロッパ的な重厚な響きといってもよいものです。今回のリマスターに当たってはこうした過去のLPマスターやCDを聴き比べた上で、このオリジナル・マスターに記録されていたサウンドを損なうことなく再現することに力を注ぎました。インターナショナル企画では通常CDとして、日本ではハイブリッドディスクとしてリリースされることになっています。
――アンドレアス・K・マイヤー(マイヤー・メディアLLC)
ソニーミュージック

 

[収録曲/曲順未定]
[ ]内は録音年月日
ブラームス
DISC 1 (ハイブリッドディスク)
1-4交響曲第1番 ハ短調 作品68 [録音:1959年11月25日(第1楽章)、28日(第
2・3楽章)&30日(第4楽章)]
5アルト・ラプソディ 作品53 [録音:1961年1月11日]
6運命の歌 作品54 [録音:1961年1月9日]

DISC 2 (ハイブリッドディスク)
1-4交響曲第2番 ニ長調 作品73 [録音:1960年1月11日、14日&16日]
5大学祝典序曲 作品80 [録音:1960年1月16日]

DISC 3 (ハイブリッドディスク)
1-4交響曲第3番 ヘ長調 作品90 [録音:1960年1月27日&30日]
5ハイドンの主題による変奏曲 作品56a [録音:1960年1月18日&27日]

DISC 4 (ハイブリッドディスク)
1-4交響曲第4番 ホ短調 作品98 [録音:1959年2月2日、4日&6日(第1楽章)、
2月9日&12日(第2・3楽章)、2月14日(第4楽章)]
5悲劇的序曲 作品81 [録音:1960年1月23日]

DISC 5 (ハイブリッドディスク)
1-3ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 作品102 [録音:1959年1
1月20日&22日]
シューマン
4-6ピアノ協奏曲 イ短調 作品54 [録音:1960年1月20日&25日]

DISC 6(通常CD/モノラル、[3]の演奏部分はステレオ)
ブルーノ・ワルター・イン・リハーサル
ブラームス
1交響曲第2番 ニ長調 作品73~第1楽章 [録音:1953年12月28日、ニューヨー
ク、コロンビア30丁目スタジオ]
2交響曲第3番 ヘ長調 作品90~第3楽章 [録音:1953年12月21日、ニューヨー
ク、コロンビア30丁目スタジオ]
3ブルーノ・ワルター、指揮について語る [録音:1956年2月23日(ワルター
語り部分)]
ワーグナージークフリート牧歌 [録音:1959年1月27日]およびブラー
ムス:アルト・ラプソディ作品53[録音:1961年1月11日]の抜粋を含む)
4-13ブルーノ・ワルター・ポートレイト(ドイツ語、日本未発売) [録音:1960
年6月、ウィーン芸術週間]

[DISC1]
ミルドレッド・ミラー(メッゾ・ソプラノ)[5]
オクシデンタル大学コンサート合唱団[5、6]
[合唱指揮:ハワード・ショウ]

[DISC5]
ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン)[1-3]
ピエール・フルニエ(チェロ)[1-3]
ユージン・イストミン(ピアノ)[4-6]

[DISC 1~6]
コロンビア交響楽団
指揮:ブルーノ・ワルター

[DISC6]
[1、2]
ニューヨーク・フィルハーモニック
指揮および語り:ブルーノ・ワルター
[3]ブルーノ・ワルター、アーノルド・ミケイリス他(語り)
[4]ブルーノ・ワルター(語り、ドイツ語)

[DISC 1~5]ステレオ/SA-CDハイブリッド(SA-CD層は2ch
[DISC 6]モノラル、[3]の演奏部分はステレオ

[録音場所]ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール(在郷軍人会ホール)[DISC
6を除く]
[オリジナル・レコーディング・プロデューサー]ジョン・マックルーア、トーマス・フ
ロスト
[オリジナル・アナログ・マスターのトランスファー、リミックス、リマスター]

 

 

 

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