17世紀のオルガニスト、作曲家ブクステフーデ。幼少期の歩みはほとんどわかっていませんが、恐らくヘルシンボリで生まれ、オルガニストの父から最初の音楽教育を受けたとされています。30歳を過ぎた頃、ハンザ同盟の盟主として隆盛を極めた都市リューベックの教会オルガニストに就任し、職務を全うしながら、同世代の音楽家たちと親交を結びました。このアルバムは、当時のバルト海周辺の音楽に、当時流行していたイタリアの音楽様式や、1618年から1648年まで続いた三十年戦争などさまざまな出来事がどのような影響を及ぼしたのかを、ブクステフーデとその友人たちの作品から探っていくものです。演奏はバロック期の作品を得意とするモルテンセンとコンチェルト・コペンハーゲン。（輸入元情報）
【収録情報】
1. ブクステフーデ：我は蘇りなり BuxWV 44
2. ヨハン・B・エルベン：ソナタ ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ
3. ヨハン・V・メーダー：神よ、私を救いたまえ
4. ベックマン：トッカータ イ短調
5. ベックマン：私のもとへ来たまえ
6. フェルスター：イエス、甘き思い出
7. アンドレアス・キルヒホーフ：6声のソナタ (c.1691)
8. ブルーンス：わが心定まれり
9. フェルスター：7声のソナタ
ヤコブ・ブロック・イェスペルセン（バス・バリトン）
コンチェルト・コペンハーゲン
ラース・ウルリク・モルテンセン（オルガン、チェンバロ、指揮）
録音時期：2018年11月19日（1,8,9）、20-22日（2-7）
録音場所：コペンハーゲン、Trinitatis Church（1,8,9）、Garrison Church（2-7）
録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）
SACD Hybrid
世界初録音（6,7,9）
