リスト編曲のシューベルト『白鳥の歌』(KKC-6442 / BIS SA-2530)
を録音してから3年、2018年第10回浜松国際ピアノコンクール第1位のジャン・チャクムルが「シューベルト+」という新シリーズをスタートさせました!
当シリーズはシューベルトの主要作品と彼の音楽に影響を受けた作曲家の作品を並べることで、その作品に焦点を当てるだけでなく、それぞれの作品に新たな魅力を感じてもらいたいというチャクムルの思いから企画が生まれました。
第1弾ではシューベルトの2つのソナタ(第4番 イ短調 D.537 と第20番 イ長調 D.959)の間に無調を試みたシェーンベルクの3つの曲Op.11を挟み込んだ内容です。この組み合わせの理由は、第1にシューベルトの第4番の緩徐楽章の主題が第20番のフィナーレにも用いていること、第2にシューベルトとシェーンベルクは表現方法が違えども音楽の主観的表現の面で共通していることがあげられ、この組み合わせだからこそ聴こえてくるシェーンベルクの魅力も際立ちます。2028年のシューベルト歿後200年に向けた一大プロジェクト始動です!
キングインターナショナル【曲目】
(1)シューベルト:ピアノ・ソナタ第4番 イ短調 D.537 Op.164(1817)
(2)シェーンベルク:3つの小品 Op.11(1909)
(3)シューベルト:ピアノ・ソナタ第20番 イ長調 D.959(1828)【演奏】
ジャン・チャクムル(ピアノ/Kawai SKEX(Shigeru Kawai Concert Grand))【録音】
セッション録音:2022年3月21-26日/テスマー・トーンスタジオ(ハノーファー)
プロデューサー&サウンド・エンジニア:インゴ・ペトリ(Take5 Music Production)
エグゼクティヴ・プロデューサー:ロバート・サフ