VIVA!SACD

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SACDに特化した偏屈ブログ

ビル・カンリフ Bill Cunliffe Trio - Live at Bernie

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1. Satin Doll
2. Waltz for Debby
3. Ireland
4. Amusing Paramours
5. Sharon
6. Jean
7. Excursions
8. Like a Dream
9. Way You Look Tonight
10. Imagine
 
2001 CD/SACD HYBRID STEREO DSD録音
P : ビル・カンリフ
Bs : ダレク・オオレツキヴィッツ
Ds : ジョー・ラ・バルベラ
 
 
ビル・カンリフ・・??誰??そう思う方も多いかも知れませんが・・ジャズファンなら、SACDユーザーならば「イーデン・アトウッドやジャシンタのアルバムでピアノを弾いてた人」 と言えば印象に残ってる方も多いはず。イーデンやジャシンタのヴォーカルに酔いしれながらもバックで流れるピアノに耳を奪われた経験はおありかと。
 
そんなカンリフのトリオでのライヴ録音。デューク・エリントンビル・エヴァンスなどのスタンダードと共にオリジナルも含めた内容。スタンダードはアレンジを加えすぎず、楽曲の良さをそのままに、軽やかにキュートなアレンジで彼のセンスの良さを聴かせてくれますし、なによりオリジナル・ナンバーが素晴らしい。メロディアスで親しみ易く、てっきりスタンダード・カヴァーかと思ったものも。特にカンリフ作の3「Ireland」は胸を打つ極上バラード、べーシストの  ダレク・オオレツキヴィッツ 作8「Like a Dream」は切ないメロディに郷愁を覚える。いかにもジャズでございな難解さは皆無で、ポップス・ファンにも受け入れ易いかと思います。彼のピアノの良さはとても歌心がある事だと思います。そしてなにより上手い。
ラストに収録された、ジョン・レノン「IMAGINE」。数え切れない程のアーティストがカヴァーした永遠の名曲ですが、インスト・カヴァーでは私のNO.1
 
DSD録音でクリアな音質。やや軽い感じはしますが、音量を上げるとグワッと臨場感が広がるのがDSDの特徴でもありますので、お試しあれ。
Executive Production: YING TAN  & SEBASTIAN KOH、Produced: JOE HARLEY
Recorded: MICHEL C. ROSS   Assistant enginner: MIKE AARVOLD
グルーヴノートSACDはどれも高品質。作品によって傾向が違うのも面白い。
 
ジャズは50~60年代の再発が今でも主力で売れてますが、2000年代も良いものです。JAZZ・SACDの隠れた名作。 
 
 
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