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SACDに特化した偏屈ブログ

気になるSACD:ヴァーゲンザイル

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ゲオルク・クリストフ・ヴァーゲンザイルは、バロック時代と古典派に挟まれた音楽様式過渡期の作曲家。バッハの息子たちと時代を共にし、ウィーン古典派の音楽の基盤を築き上げました。5歳のモーツァルトが宮廷での御前演奏の際、当時高名な宮廷音楽家であったヴァーゲンザイルを「音楽がわかる人」と名指しで呼び出し、譜めくりを頼んだというエピソードも伝えられています。
 バロック音楽の影響も引き継ぎつつ、対位法優勢の音楽からメロディが支配する音楽へ、フーガからソナタへと、新しい音楽を模索し、その後に続くハイドンモーツァルトベートーヴェンらの道を切り開いたヴァーゲンザイルは、チェロ協奏曲のパイオニアでもありました。楽器の使用法も従来よりも広がりを見せたこの時代、チェロはヴァーゲンザイルら当時の作曲家によって協奏曲のソロ楽器として発展し、その位置は後のハイドンのチェロ協奏曲へと引き継がれました。
 ヨーロッパ中に広く名前を馳せ、オペラ、交響曲、協奏曲、ピアノ曲から室内楽まで多岐に渡る作品を書いたにも関わらず、残念ながらヴァーゲンザイルの作品は現在ほとんど知られていません。このCDでは、音楽史の中で見落とされてしまいがちな彼の音楽にスポットが当てられています。古楽への造詣も深いチェリスト、クリストフ・コワンと、全メンバーがモダン奏法とバロック奏法の両方を学んだ経歴を持つオルケストル・ル・フェニックスによる演奏で、知られざる大家の音楽が蘇ります。(キングインターナショナル)

ヴァーゲンザイル:
● チェロ協奏曲ハ長調 WV341
シンフォニア ハ長調
● チェロ協奏曲イ長調 WV348

クリストフ・コワン(チェロ) オルケストル・ル・フェニックス
イメージ 2ECHO KLASSIK 2016

ヴァーゲンザイルなんて作曲家は知りませんでした。

こういうの大好きです。しかもチェリストはクリストフ・コワン。
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で、ジョルディ・サヴァールと共にヴィオラ・ダ・ガンバを弾いていたお方です
Coviello Classicsは私のお気に入りの 
イメージ 6 のレーベル。DSD録音なら尚良いのですが~